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■ウズベキスタンからタジキスタンへ
それでは今日、ウズベキスタンからタジキスタンへと移動します。
未だウズベキスタンで「オシュ」なる食べ物を食べていなかったあづさは、オシュを食べないことにはウズベキスタンを離れられません。昨日宿のおばさんに「グジェオシュ」(オシュどこかな~)と訊いたら、朝バザール(市場)に一緒に行きましょうと言ってもらえました。バザールを良く知るおばさんの案内だもの、「デナウのバザールで一番美味しいオシュ屋」に行けたのではないかしら(*^-^*) 「オシュ」とは、結局、中国新疆、カザフスタン、ウズベキスタンのサマルカンドでこれまで食べてきたプロウ/プロフと同じものでした。「手づかみ」という意味で「オシュ」って言うんですって。そっかーなるほど、だから中国語で「抓饭」(つまむ・めし)と書くのかー、そっかーそっかー、超納得!
その後バザールを歩くと、スカーフ屋のおばさんは虹色のスカーフをくれるし、別のオシュ屋のおじさんはこれまたオシュとサラダをセットでプレゼントしてくれる。昨日・一昨日のシャシリーク屋のおじさんもだし、私たちをじろーっと見ていた女性はチャロップ(刻み野菜とハーブ入りヨーグルトスープ)屋のお姉さんで、やはりチャロップを1杯プレゼントしてくれるのですね。メロン屋のおじさんは「これ、持ってけ!」って(^^;;;;;;
明らかにお腹がいっぱいになりすぎて気持ち悪いくらいですが、なんだか心置きなくウズベキスタンを離れられる気がします。最後が、人の良い素敵な町だったから!
乗り合いタクシーで国境までは20分と近く、ウズベキスタン側国境とタジキスタン側国境間は歩ける距離ですし、タジキスタン側は国境イミグレーションオフィス内にレートの良い両替屋があり、タジキスタン側に出ればまた乗り合いタクシーが待っている。結構スムースに国境越えができました。そしてレガールという町で別の乗り合いタクシーに乗り換え、一気に首都のドゥシャンベへ。
スムースに行かないのはここから。まず、ドゥシャンベのどこに降ろされたのかがあまり良く分からない(手元の地図外)。人に聞いて8番マルシュ(ミニバス)に乗ってバザール付近で下車して、地図に載っている宿に行ったものの、驚くくらい値上がりしていて泊まる気にならず、2つめに当たった宿は満室と言われ、ここに来るまでも汗だくになって歩いてきたので、へとへとになって、とりあえずフロントロビーの椅子に座り込みました。どうしようかな、どこに行けばいいのかなと言っているうちに、ロシア語(タジキスタンの公用語でもある)を話せるドイツ人が通りかかってくれ、彼女の通訳で「どうしても部屋はないのか」と訊いてもらいました。
そうしたら、空き部屋が出現!(怒るぞコラ!)
どうやら外国人用の部屋ではなく地元民用の部屋のようです。それでも良いので、泊まることにしました。タジキスタンは、いわゆる「旧ソ連圏」と言われる地域です。「外国人用料金」とか「外国人用○○」とか、そういう制度をたくさん残しており、それは旅する外国人にとっては嬉しくないものばかりです。入場料50倍とか・・・ね。
ドゥシャンベの町は、青い目をした人々がいっぱい。ペルシャ系のタジク人も浅い色の目をしていますが、タジキスタンがソ連だった名残から、首都だけに一層ロシア人の血を引く人々も多いと思うんですよね。建物は古いロシア風の趣を残していますし、ここはなんだか、アジアの中の、ヨーロッパみたいです。
美しい噴水に面した、ビヤガーデンでディナー。
本日の旅
行動 :デナウからドゥシャンベへ移動、ウズベキスタン出国、タジキスタン入国
朝食 :オシュ(肉とにんじんと油の炊き込みご飯)、サラタ(トマトきゅうりのサラダ)/デナウの食堂
昼食 :なし(移動していた)
夕食 :шашлыки(シャシュリーク、鶏や牛肉の串焼き)、пиво(ピーボ、ビール)、кулча(クルチャ、小さい円盤パン)/ドゥシャンベのビヤガーデン
宿泊 :メフモンハナガスチニツァバフシュмехмонхона гостиница бахш
旅情報
1ウズベキスタンソム=0.038円
1タジキスタンソモニ=19.4円
*タジキスタンのドゥルサンゾダ国境からドゥシャンベの移動
国境を出たところは乗り合いタクシー乗り場になっているが、かなり高額(40ソモニとか)を言ってくるので要注意。地元の人に話を聞くと、レガールまで5ソモニ、ドゥシャンベまで20ソモニらしい。私たちは5ソモニでレガールの町へ行き、レガールからドゥシャンベ行きの乗り合いタクシー(7ソモニ)に乗ったので、合計で12ソモニで行けた。