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■ストーンタウン観光
今日は世界遺産ザンジバルZanzibarのストーンタウンStone Townを観光します。
「ザンジバル」は、ペンバ島とウングジャ島、そして周辺の小島を総じた呼び名で、昔はこれが1つの国でした。それが大陸部分のタンガニーカと連合し、タンの字とザの字を合わせてタンザニアという国名となりました。でも、東アフリカ随一の観光地として世界中から観光客が集まる、そんないわゆる「ザンジバル」は、狭くウングジャ島を指します。
ザンジバルは、アラブ商人が繁栄を築いたアジア-アフリカ貿易網の主要な中継地点で・・・って、もうこのテの説明は要らないかもですね(苦笑)、私たちは同様の土地を、モザンビーク島、キルワキシワニと経て来ているので、説明はそちらの日記に譲ります。
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モザンビーク島の日記
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キルワキシワニの日記
というわけで、ここはそれほどに偉大な巨大な場所だったのです。そしてストーンタウンは今を生きるムスリムの町。もはやここはアフリカ旅ではない、エキゾチックな中東の世界かと思うほどです。
ストーンタウンはその名の通り石造りのアラブ建造物が残されており、道は細く迷宮のよう。いわゆる「ザンジバルドア」と呼ばれる木彫り彫刻が繊細で美しい扉も、見れば1枚1枚に異なる彫刻が施されており、路地を歩きながらも博物館の展示物を次々と見るような感覚さえもちます。
なお、女性は髪を隠さなくても長袖を着なくても観光することができます。これは楽な点でした。
そうそう、今日はインド洋の小国コモロへ行く船を探し、小さな小さな船会社オフィスも探し当てました。でもコモロへ行く船は出航したばかりなんですって。「今すぐダルエスサラームDar es Salaamに行けば追いつくよ~」とも言われたのですが、ザンジバルではビーチへも行きたいし、思ったほどコモロ行き船は安くなかったし、後日インド洋6ヶ国(コモロ、マイヨット、セイシェル、マダガスカル、レユニオン、モーリシャス)の組み合わせを、万全の計画で臨められればいいなと思ったことから、今回のコモロ行きはお見送りとしました。
本日の旅
行動 :ストーンタウン観光、コモロ行き船を探す
朝食 :ボガ(ほうれん草煮)、ポイザ(胡椒の効いたタコシチュー)、チャパティ(アラブの薄パン)、チャイランジ(甘いスパイスティー)/ストーンタウンの食堂
昼食 :Urojo(ウロジョ、じゃがいものとろみスープ揚げパン乗せ)、ジュイス(柿味のフレッシュジュース)/ストーンタウンの路上ごはん屋、オレンジ/路上
夕食 :nutro(ニュートロ、エンパナーダ風に皮は厚くて固くて中はサモサと同じ)、サマキ(魚とじゃがいもの煮物)、チャイ(甘いスパイスティー)/ストーンタウンの食堂、チップス(フライドポテト)/宿
宿泊 :パールゲストハウスPearl Guest House
旅情報
1タンザニアシリング=0.093円
1USドル=111円
*ザンジバルの宿
宿は基本的に米ドル払いとなる。今回はストーンタウンで十数軒の宿を当たったが、2人で部屋を取る場合、交渉しても1人10USドル(この時点で1110円)が最安ラインのようだった。しかし、交渉のときは、是非シリング払いでの値段も確認してみてください。私たちが泊まったパールゲストハウスは10USドルを11000シリング(1026円)で計算してくれ、一方有名なフラミンゴゲストハウスは1人10USドル(1100円)を12500シリング(1166円)で計算した。米ドル払いとシリング払いとを組み合わせて宿探しをすると、よりお得な宿が見つかるのではないかと思う。