2人の世界旅 日々の記録

■列車の旅、３日目
今日は、朝から絶不調です。もたれかかるところもない座席で、人ごみの中で寝るのが、夜中の間ずっときつかったからです。こんなにきついのなら最初から寝台車両の切符を買っておけば良かったかなとも思いますが、目の前に、価格１／３のエコノミー切符があると、「ローカル旅こそ醍醐味よ」とばかりに安いの買っちゃうんですよね（^^;;　それできつい思いをしているのは救いようがないのかもしれません。

でも、座席にも座れない人々はもっと大変な思いをしているのでしょうから、座席に一応は座れているだけ、楽といえば楽なのかもしれません。

足は、一目見て形が変わっていると思えるほどパンパンにむくんでいます。早くキゴマKigomaに着かないかな～。到着が待ち遠しいです。

お昼前になり、進行方向右手に、大きな湖が見えてきました。タンガニーカ湖です！

「わー終点だー」と嬉しくなっていたら、本当にあっという間に終点キゴマ駅に到着しました。延々４２時間を過ごした、タンザニアの列車ともお別れです。ありがとう、きつかったけれど、楽しかったよ！

私たちは、今日の宿をキゴマ列車駅の近くにとることにしました。事前情報ではここから離れた町の中心に行かないと宿がないということだったのですが、人に尋ねて探せばよい宿があるものです。１泊２００円台の宿はこの旅最安で、嬉しいな。

あと今日は、コンゴ民主（旧ザイール）のビザを取得しました。領事館も列車駅の近くにあるのです。

・・・いよいよ、アフリカ最深部とも言われる、コンゴ民主へ行くんだなぁと、ビザを手にしたとき、ちょっとだけ緊張しました。・・・いえ本当はもっと緊張しなければなりません。何しろ、反政府勢力など武装集団の戦闘が度重なっている地域なのですから。

そのあと、ブルンジ領事館でビザの問い合わせをし、タンガニーカ湖をお散歩しました。この湖はアフリカ大地溝帯（いわゆる地球の割れ目）に属する湖です。あづさは今回の旅で、タンガニーカ湖は是非見たいと思っていたので、ピカピカ輝くように透き通ったきれいな水を見て、嬉しかった。そして、コンゴ民主へ行く船の有無などを知るために、港へ問い合わせにも行きました。



夜は、今までの写真整理も含めていろいろとやりたかったけれど、１０００ｋｍ列車の旅に本当に疲れていて、「もう、ダメ」とばかりに２人共早くに寝てしまいました。

■まゆちゃんのこと
私が、この日記でこのように他の人を紹介するのは初めてのことです。

まゆちゃん、というその彼女とは、偶然ナミビアのナミブ砂漠の拠点のキャンプサイトで出会いました。このサイトを見てくれていたから、このサイトを作っているのが私たちだと、気づいてくれました。世界一周航空券を持って旅する彼女たちは新婚さんで、私たちとはまた違う旅のスタイルをもっています。素敵なことです。出会った時間はわずか　－分単位－　だったけれど、それ以降もメールでのお話しが続き、今に至ります。きっと私たち、似ているところがあるのかしら？　メールやりとりが無理なく続くと、ふとそんなことも思ったりも（*^-^*）

今日はまゆちゃんの誕生日。疲れも忙しさもありましたが、グリーティングカードを描いて写真に撮ってメールを送りました。どうしても今日、送りたかったから。

「お誕生日おめでとう。貴方の途（みち）には不可能はない、貴方は勇気と加護ある素晴らしい女性ですよ」と、素直にそう思った気持ちを英文で書いて添えて。

まゆちゃんのサイトはこちらです。違う旅の歩みに、時にうらやましく思いながら、時に共感しながら見ています。ナミビアの日記に私たちのことを少し書いてくれたので、私も今日の日記にこの文章を書くことにしました。

≫『ふたり・たび』　http://www.atashi.jp/futari/

　　お誕生日、おめでとう～！　幸せな旅を！