2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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中国>2007年05月19日(Sat)
★トルファン→アイデン湖郷→トルファン
:: 旅9日め : 世界旅1ヶ国め : 和人206ヶ国め : あづさ23ヶ国め ::

■旅行者のいない村へ
今朝のトルファンは、昨日の強風のためか、黄砂で空気が濁り、濃霧のような光景です。さて私たちの今日の予定は、トルファン近郊の、観光地でもなんでもない村に行くことです。こういうのこそ、旅の醍醐味ですよね(^o^)

バザール近くのミニバス乗り場から、アイデン湖郷行きのバスに乗り、走ること16km、アイデン湖郷に到着しました。アイデン湖は世界で2番目に標高が低い湖として知られますが、この村はその湖からは遠いところにあります。

村を歩いていると、家並みにはどうやら2通りの建築様式があることに気づきます。1つは漢民族(中国人系)、1つはウイグル族のもののようです(表札に漢字が使われているかウイグル文字かで識別できます)。狭い小さな村なのに、2つの民族が融合しきれずに暮らしている様子は、興味深いものがありました。

私たちが、小さな村を歩いていると、人々の温かさにたくさん出会うことができました。中国語はまだしも、ウイグル語は一切わからない私たち。それでも、ロバ車に乗るおじさんに「乗っていかないか」とジェスチャーで言ってもらえ、道端でトランプ遊びをするおじさんたちには、アンズの種を割って中身をご馳走してもらえたり、おばさんたちには木に生るあんずの実をごちそうしてもらえたり(すっぱくて美味しい!)。ツーリストが訪れない村だから、本当に人の温かさに接することができるのだと、思います。

■少女アリア
村の一角で、木と木にロープを渡してブランコ遊びをしている少女たちに出会いました。私たちがカメラを持っていることがわかると、めいっぱいのおませなポーズをつけてくれたり、私たちと一緒にブランコ遊びをしてくれ、本当にかわいい妖精のような少女たちでした。彼女たちとお別れしたあと、村の中心部をくまなく歩いたら、次は、村のはずれへ向けて歩いてみようということになりました。

独特のウイグル人墓地「カウラー」を見ながら歩いていくと、なんと先ほどのブランコの少女の1人に再会しました。丁度少女の家の前を通ったようです。少女は母親に、おそらく「さっきブランコで一緒に遊んでくれたおにーちゃんとおねーちゃんだよ」のようなことを伝えたのでしょう。彼女の家族が総出で、私たちを客間に通してくれるではないですか! ウイグル人の家庭に滞在するなんて、なかなかできないことと思うので、とても素敵な体験です。湯沸し、天井、じゅうたんの装飾など、素のウイグル文化を見て体験する、大変によい機会でした。

客間でポーズとるアリア

今は丁度北京時間で2時、ウイグル時間で正午というお昼時です。美味しいお茶と、チンゲンサイまん(羊の背脂入り)を山ほどごちそうになりました。

私たちはウイグル語は一切話せませんが、少女の名前が「アリアちゃん」ということは分かりました。見たところ、7、8歳でしょうか。アリアは本当に気立てのよい子で、和人の背中に枕をセットしてお昼寝の準備をしてくれたり、あづさに自分のもっているお化粧小物をプレゼントしてくれたり、仕草の1つ1つもかわいい子でした。

私たちがその家を出て、もうしばらく歩こうと村の端っこへ向けて歩いていると、アリアがパタパタとサンダルの音を立てて追いかけてきます。ああもうほんと可愛いこと! アリアとあづさは手をつないで村を歩きました。アリアは手をつなぎながらも率先して歩き、続々と友達の家に私たちを案内してくれるんです。何軒めかの友達の家では、おばさんが「あがってごはんを食べていきなさい」と、山盛りのポロゥ(ピラフのこと)とお茶をご馳走してくれました。昼間は電気が流れないとのことで、おじさんおばさんと対談しながらの、屋外の風に当たりながらの食事でした。屋外の台所の造りなど、ウイグル文化の一端が見られて嬉しかったです。

私たちは、「オッシャプトゥ(美味しい!)」と「ラフメッ(ありがとう)」程度しか、心温まるおもてなしに返す言葉を知りません。でも、精一杯の笑顔と、相手が伝えたい気持ちを全身全霊で汲む姿勢と、少々の中国語で、不思議と会話の途絶えない、ウイグル人と会話いっぱいの時間を過ごしました。

その後私たちは、村の端で乗り合いタクシーを見つけ、トルファンの街へ。東大寺を少しだけ見て、民家街を歩いてホテルに戻りました。あまりに素晴らしいアイデン湖郷で過ごした体験のあとだけに、今日はほかのことをしたくなかった。

ありがとうアリア。

可憐で妖精のような貴女に、また、いつか、逢いたい。
本日の旅
行動 :アイデン湖郷へ日帰り、民家2軒で食事やお茶をもてなされる。東大寺観光。
朝食 :あづさ手作りクランベリーゼリー/部屋、ポロゥ(羊肉乗せピラフ)/バザール
昼食 :チンゲンサイ饅頭/民家、ポロゥ/別の民家
夕食 :なし(食事を民家2軒でもてなされたので、お腹いっぱい)
宿泊 :東方酒店

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旅情報
1元=16.0円

*ウイグル語を話そう・2
ここは地元の言葉がウイグル語なので、数字を覚えよう。トルコあたりまで結構通用します。
1=ヴル、2=チキ、3=ウチェ、4=トゥートゥ、5=ベシ、6=オールタ、7=イエッタ、8=セッキース、9=トックス、10=ウン、11=ウンヴル・・・20=ジゲルマ
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