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■回族自治区から甘粛省へ
中卫(中衛)はいい町だった! 宿が良かったこともあり、もっと長くいたいけれど、買った切符の通り次の町へ移動しましょう。
行き先は甘粛省の武威(ウーウェイ)。昼間の4時間は、列車で移動していました。午後2時に武威駅に着いてすぐに、明後日の烏魯木斉(ウルムチ)行きの切符を買いました。すなわち、同じ駅から出発することになるので、町の便利な中心部に泊まろうか、駅前の宿に泊まろうか悩みました。悩んで相談した結果、中心部に泊まることにしました。
町の中心部は歩行者天国のある繁華街になっており、宿を決めて荷物を置いたら、早速観光に出ました。昼も賑わう「夜市」で昼食をとり、老人で賑わう公園(老人が舞踊や演奏をも披露している)を楽しく散策し、泥壁連なる民家外を見て、そして孔子の廟へ。
「廟」とは、亡くなった偉人を奉る場所。儒教の祖である孔子を奉る寺には、その偉大な人の像が、静かに建っていました。その廟は、かつての儒学院です。
展示室のパネルから、中国の歴史を学ぶ。中国語なので、理解は弱いけれど、ちょっと頑張って食いついてみる。
決まりが悪いことに、あづさは「儒教」について、きちんとした説明ができません。漠然と・・・ではいけませんね。今日こうして孔子様にも会えたことだし、ある程度、自分が納得できる段階くらいまでは、お勉強しなければと思いました。
こういう「自分の無知」に気付くことができる。
だから、旅って素晴らしいのだと、心底思わさせられるのです。
本日の旅
行動 :中卫から武威へ移動、武威観光
朝食 :羊肉臊子面(ヤンルーサオズミェン、羊肉大根ねぎ香菜入り赤い汁麺)/中卫の市場
昼食 :紫菜汤(ズーツァイタン、海苔のスープ)、香菇豆卷(シャングートージュアン、豆腐脱水シートにラー油絡めてくるくる巻き)/宿
夕食 :炒麻食(チャオマーシ、耳たぶ型麺を唐辛子花山椒インゲン角切りじゃがいもニラトマト豆腐豚肉で炒めたもの)、烩麻食(ホイマーシ、炒麻食と同じ内容をとろみ汁仕立てにしたもの)、面汤(ミェンタン、麺ゆで汁)/武威の食堂
宿泊 :华丰宾館(フアフェンピングアン)
旅情報
1元=13円
*2種類ある硬座
文字通り「硬い座席に座る」(リクライニングもない)、硬座の列車にも2種類ある。切符に「新空調硬座」と印字されている場合、空調が快適な分、値段は2倍ほどするため、「硬座だから安い」というわけにはいかなくなる。