2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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中国>2011年08月01日(Mon)
常德行き夜行列車→常德
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■帰国まで、あと6日
完徹ののち、昨日夕方寝台列車に乗りました。これまでの硬座(硬くリクライニングもない2人または3人がけの座席)と比較すると、1人1ベッドを占有できる硬臥は天と地の差があるほど快適です。ぐっすりぐっすり、泥のように寝て、常德(常徳、チャンドゥー)に到着しました。到着時刻は朝7時半と早く、また、既に中国のホテル予約サイト(日本語)で宿の予約も入れてあるので、今日は1日の時間をたっぷり有効に使えそうです。

到着した常德は、湖南省の町。駅を出てバスに乗り、下車して歩き始めました。活気ある市場があり、美味しそうな匂いもいっぱい漂っています。湖南省は中国八大料理(8つの省の料理)の1つを構成する「美食の省」です。ああ早くいろいろな湖南料理を食べたいな♪ でも今は我慢して、まずは宿にチェックインして荷物を部屋に置きましょう(→といいつつ、宿に行く途中で見つけた麺屋に入った!)。

予約した宿に到着。大きくて豪華そうな宿です。受け付けの人は中国語のみを話す模様。予約サイトで既に予約を入れてあることを伝えると・・・・、ありゃりゃ、「外国人宿泊不可」と言っているではありませんか。しかしここでこの宿を諦めてしまうと、今から荷物を持って日本人を宿泊させてくれる宿を探すなど困難ですから、予約サイトに電話して担当者にクレームを伝えました。担当者から追って来たFAXには「お泊めすることはできません」の文言があり、しばらく途方に暮れてフロントの前に座りほうけていました。しかしその後、何があったのか、フロントの人から「チェックインのためにパスポート出して下さい」と言われ、私たちはいつの間にかこの宿に泊まれることになりました。

そして、中国銀行でキャッシングをし、いよいよ湖南料理の本場本格体験のスタート!

近所の人たちがお腹を満たしに集まるような庶民的なお店も、お金を出して美味しいものを食べたい人たちが集まるような高級店も。その両方で湖南料理を味わいたいですね。昼食は前者、夕食は後者と食べ分けるのも食の楽しみです。

湖南料理は四川料理に「辛さ」を伝えたと言われます。従って唐辛子をたっぷり使う中国料理の「超」代表選手です。その唐辛子は日本の鷹の爪よりも辛味が弱く、香りが良いのが特徴です。これまでいろいろな美味を体験してきたのに、今の私たちの感想といえば、「湖南料理は美味い!」「これぞ中華だ!」以外にほかなりません。「中国で中華料理を食べている」という実感が大きい、ダイナミックで迫力ある料理に魅了されています。

宿ではインターネットに無料接続できるので、実家のADSL開通申し込みをしたり、あづさが帰国してから使う新しいノートPCをネット通販で注文したりしました。ここ湖南省に3日ほど滞在したら、上海へ移動し、そこから飛行機に乗る。そうして私たちの旅は、もうすぐ終わっていくのです。

でも最後まで気を抜いてはいけませんね。もちろん最後まで、私たちの世界旅を頑張ります。


写真は筆架城で見られる、石壁のレリーフ。
中国美術は美しいですね。

中国
本日の旅
行動 :常德到着、常德滞在
朝食 :红烧牛肉米粉(ホンサオニュールーミーフン、米丸麺に牛肉醤油煮乗せ)、麻辣米粉(マーラーミーフン、ラー油たっぷりの米麺)/常德の食堂
昼食 :臭豆腐(チョウドウフー、臭い豆腐を揚げて酢ラー油タレで)、口味鸭肫凉面(コウウェイヤートゥンリャンミェン、小麦麺の燻製鴨肉薄切りねぎ香菜和え)、酸笋腊肉炒饭(サンスンラーロウチャオファン、発酵たけのこと干し豚肉のチャーハン)/常德の食堂
夕食 :碧玉双脆(ピーウーシュアンツェイ、マコモダケピーマン赤唐辛子豚耳の炒め物)、干煎翘鱼(カンジェンチャオユー、白身魚の開きのから揚げに唐辛子炒めをどっさり乗せる)、啤酒(ピージウ、ビール)/常德のレストラン
宿泊 :常德假日大酒店(チャンドゥーチャールータージューティエン)
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旅情報
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*常徳市情報(日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E5%BE%B3%E5%B8%82