2人の世界旅 日々の記録

■アメリカの遺産
フィリピンの海の町を楽しんでいるうちに、あっと言う間に最後の日が来ちゃいました。明日は首都マニラManilaから出国してベトナムへ行くので、１日丸々滞在できるのは今日が最後です。

ちなみに、猛威を奮っているデング熱もここサバンSabangでは無縁状態のよう。マニラでは手洗い慣行を奨励するポスターなどを見かけましたが、ここにはそういうものも見かけません。よかった、安心しています。

さて今日は、是非とも「アメリカの遺産」である「ジプニー」に乗りたいな（*^-^*）　ジプニーとは元は米軍車（ジープ）を改造して乗り合いタクシーのようにしたもので、所有者のセンスで銘々にが派手に装飾した、フィリピンではなかなか目立つ車です。サバンからジプニーに乗ると、それよりもややスピードの遅い「サイドカー」が何台も私たちのジプニーに抜かされました。サイドカーも、アメリカがここに存在していたことを彷彿とさせてくれる庶民の乗り物ですね。

写真の、手前がサイドカー、奥がジプニーです。



到着したのはプエルトガレラPuerto Galeraです。このあたりでは比較的大きな町。まっすぐ伸びるメインストリートにはたくさんの商店が並んでいます。スーパーマーケットを見たり、海の展望所に行ったり、サバンよりも遥かに大きな市場を見たりしました。今日はね、ここでハマグリをたくさん買ったので（でも安い！）、今夜はたっぷりの蒸しハマグリを作りましょう♪

良い宿に出会え、美味しい海鮮に出会えたお陰で、１ヶ所にじっくり滞在することになったフィリピンの旅。忙しく、まさに逼迫するように東奔西走したい国もあれば（実例：ペルー、マリ、マダガスカル、ナミビアなど）、こういう暮らすような旅をする国も欲しいなと思っていて（実例：セントヘレナ、スイスなど）、ここが希望していた後者の旅になりました。毎日同じ場所から海を見ていたら、日に日に海が青くきれいになっていった、それにより毎日が一層すがすがしい気持ちで満たされいたこともすごく嬉しい。良いフィリピンの旅ができたなあと、ここの気候風土には本当に感謝しています。

もちろん７０００個も島がある（多すぎー、笑）この国で、マニラとサバンの間しか見ていないのは魅力の一部分の見聞しかないわけです。もし次の旅があるのならば、大好きなフィリピン料理の幅を広げながら、もっとローカルなところへ足を運び、素顔のフィリピンをもっともっと見てみたいです！