2人の世界旅 日々の記録

■東南アジアの異常気象
今日は夜１１時のフライトで、ベトナムのホーチミンHo Chi Minhへ飛びます。

ホーチミンに到着したらもう日付が変わっていました。空港はあまり賑やかではありません。到着ゲートでちょっと周辺の様子を見ていたら、黄土色の制服を着た人々に、「出て行きなさい」とジェスチャーで言われてしまいました。国際空港深夜着だと、普通ならたくさんの人が朝が来るのを待っているものなのにね。なんだか、なんとも物々しい雰囲気が、ここが久々に見る社会主義国家であることを思い出させました。とりあえず深夜閉店しているカフェのある３階フロアで夜明かししている人を見つけたので、私たちもそこで寝ることにしました。

出発前にマニラManila空港のwifiサービスを使ってベトナムのニュースをインターネットで見ました。ベトナムは非常に細長い国で、国土はひょろりと南北に伸びる形をしています。ホーチミンはその南部。予定では、中部まで北上してから隣のラオスに行くことにしていますが、ニュースにはその中部地域の洪水災害がひどく、乗ろうと思っている列車も運行を停止したという情報が。

ベトナムを北上できない！？

いや、もちろんバスもありますから、南北をつなぐ交通が完全に麻痺しているとは思わない。でも、２人で話し合うほどに、無理して北上することは本意でないと意見が一致します。被災地と「分かっていて行く」のは苦しい、とあづさが言うと、すぐに和人は同意してくれました。



後日ホーチミン市内で撮影した、大豪雨の影響の様子です。ここは普通の車道です。洪水災害とまでは言われていないホーチミンでさえこんな状況です。