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■ウユニ塩湖ツアー2日め
今いるホテルは「プラヤブランカ」と言って、ウユニ塩湖の中に建つ、壁もベッドも机も椅子も塩でできた、正真正銘の「塩のホテル」です。昨日から意気投合している日本人と5人で夜明け前から起床し、星を見たり、見事な日の出を見たりしました。
この写真、めちゃ好き!! 朝焼けの光を浴びてまるで空に浮かぶような、塩のホテル「プラヤブランカ」です~。
アンデス山脈は昔は海の底で、隆起していく過程で、谷というか盆地となった場所に海水がたまり、水分が蒸発して塩が大量に残ったのが、今いるウユニ塩湖です。谷とか盆地とか言うからには、周辺は当然山なのですが、あまりに広大すぎて地平線まで見えてしまうようなところなので、塩湖にいる限りは全周が山だなんて一切感じません。
ツアー会社から受けた説明では、今日の午後4時頃にお迎えの車が来るということなので、今日は贅沢な塩のホテルでずっと過ごせますよね。私たち2人と、じゅんちゃん、たかちゃん、あゆちゃんの5人で、午前中は塩のホテルの中でおしゃべりをしていました。午後になったら、椅子(塩じゃないやつ)でも持って水鏡状態の塩湖の上にでも行って、座ってぼーっとして過ごそうかなー、なんて考えたりもしていました。
でも突然予定は大狂いになってしまいました。そんな楽しい午後の計画を立てていたにも関わらず、お迎えの車が来たのはお昼の12時(涙) コラー、早すぎるぞー(涙)
昨日の日記にも書きましたが、昨日立ち寄った塩の採掘所では、思っていたよりも塩の山が汚されていて汚く、感動が得られませんでした。でも今日は迎えに来てくれたドライバーに「美しい塩の山が見れるところに連れて行ってよね」とばっちり伝えたので、私たちは、白亜の塩の山が美しく見られるところに行き、最後の最後まで素晴らしい塩湖体験をすることができました。
ウユニの町に戻ってツアーが終了したのは午後2時です。予定より4時間も早いおかげで、残席4席しかないビジャソンVillason(ボリビア最南部のアルゼンチン国境の町)行きの今夜の夜行バスのチケットを買うことができ、ラパスLa Pazに戻るあゆちゃん以外の4人でその残りチケットを買い占めることができました。本当は列車でアルゼンチンへ抜けたかったんだけど、今日も明日も列車は全席満席なんです。
思えば一昨日、向こう一週間は毎日雨という天気予報に落胆していたのが嘘みたい。
きれいに晴れ上がった、でもその前日まで豪雨だったウユニ塩湖は、見事に水の鏡を作ってくれ、私たちは世界の他所ではなかなかできない体験を、1泊2日のツアーの間ずっとずっと楽しむことができました。
ボリビア、私はボリビアがやっぱり大好きです。あのアンデス高地の自然や文化には、私を引き付ける大きな魅力があります。
私たちは順調に南米の旅を進め、各地で非常に良い思い出を作り続けています。後悔があるほうが再訪のエネルギーがあると思うのですが、果たして私たちが再び南米に来ることはあるのでしょうか? でもその答えは分かりません。でももしまた南米に来ることがあれば、私はやっぱり、ボリビアに一番来たいのだろうと思います。2度も強盗に遭ったラパスだって、また来たいものです。できれば3度目の正直ってやつで、今度は無被害で通り抜けたいですけどね。
本日の旅
行動 :ウユニ塩湖ツアー2日目、ツアー終了後ビジャソン行きの夜行バスに乗る
朝食 :パン、バター、あんずジャム、コーヒー、ハーブティー、カフェオレ/宿
昼食 :ビスケット、マンゴージュース、ポテトチップス/駅ベンチ
夕食 :pollo frito(ポジョフリット、フライドチキン)、papa frito(パパフリット、フライドポテト)、arroz(アロース、ごはん)/ウユニの食堂
宿泊 :ビジャソン行き夜行バス
旅情報
1ボリビアーノ=13.5円
*ウユニ塩湖1泊2日ツアー
通常旅行会社は、ウユニ塩湖日帰りツアーか、塩湖の先のアンデス山中ドライブを含めた2泊3日ツアーなどをメイン商品として持っている。なので塩湖内宿泊を含めた1泊2日ツアーを希望する場合は、こちらから話を切り出して価格交渉に入ったほうがよい。私たちの場合の価格設定を記載しておくので、参考になれば幸いである。申し込みはウユニ駅正面出口を出てすぐ右斜め前にある、インティライミツアーにて。ここは安い料金を提示してくれ対応も良かった。
1)1日日帰りツアーの料金(インカワシまでの往復の移動、昼食つき):20US$。
2)塩湖内で1泊+夕食+朝食:20US$。
3)宿泊翌日のお迎えのための交通費:5US$。
1~3の合計:45US$。1US$=7ボリで換算して、2人で630ボリを支払った。旅行会社はドル払いも受け付ける。
移動概要:
ツアー1日目は午前出発で、ツアー会社の用意した昼食をインカワシ島で食べ、午後に塩のホテルで降ろしてもらって宿の用意する夕食を食べる。2日目は宿の用意した朝食を食べ、午後(基本的には昨日降ろしてもらった時刻)に、他の客を降ろしたあとの車に乗ってウユニの町へ帰る。つまり、2日目の昼食を自分達で用意していく必要が出てくる。私たちはウユニの町で食糧を買っていった。