:: 旅555日め : 世界旅83ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ104ヶ国め ::
■山のマイヨット
マイヨットは尾に大きな島グランテールGrand Terreと小さな島プチテールPetit Terreからなるフランス領の小さな国で、私たちはここに来てからの数日間をグランテールで過ごしました。そして今日からはホームステイ先をプチテールへと移します。
プチテールへは午後に行くことになっていると、昨夜モルガンに言うと、彼は午前中にシュンギChoungui山にでかけようと提案してくれました。マイヨットのいろいろなところから見える、先が尖る山がそれです。
朝、モルガンの運転する車に乗ってシュンギ山のふもとまで。腐葉土質の土壌の上を歩いていきます。昨日の雨のぬかるみですべりやすくなっています。先が尖るような山なので、特に山頂直前は崖登りのようにして登っていかなければならない山でした。でもこんな大変な登山も1時間で終了、山頂からは、島の周りを囲む、世界ナンバーツーの規模をもつというサンゴの大環礁が感動的に見えました。
でも、普段の旅の格好、つまり登山に適した格好をしないこともあり、普段の服がぬかるみで汚れるのを考えると、ちょっと億劫というか正直なところあまり楽しくない登山でもありました。それでもそんな気持ちが膨まずにいたのは、シュンギ山の山頂からの眺めに満足したことと、モルガンの優しさがあったからだろうと思います。今までマイヨットでは海を中心に楽しんできただけに、この国の山の良さも教えてもらえて、本当に感謝しています。
モルガンとお別れして、フェリーに乗ってプチテールへ。今日は土曜日で、日中の時間でしたが、ホームステイ先のジュリアン兄さんとその美人妻のアレクサンドラ、かわいい1歳のイエールくんも家にいました。皆は、病院薬剤師であるアレクサンドラがフランス本土からマイヨットへと転勤になったため、家族でここに住んでいるのだそうです。
ジュリアンたちは、早速に私たちをビーチに連れていってくれ、マーケットで買った新鮮な魚で美味しいごはんを作ってくれました。
インド洋ホームステイも、この家が最後です。
楽しく交流をもてていけたらいいな。
本日の旅
行動 :ブアナツァからパマンジへ移動、プチテール観光
朝食 :シリアル、ミルク、アールグレイティー、オレンジジュース、バゲット、ジャム/モルガン兄さんち
昼食 :ブロシェット、ブリカペン(揚げたパンの実)、ムボゴ(揚げたマニオク)、バラボック(揚げたバナナ)/マムズのマーケット
夕食 :白身魚オニオンソテー、マスタードライス、ビール、ハーブティー/ジュリアン兄さんち
宿泊 :ジュリアン兄さんち
旅情報
1ユーロ=167円
*島間フェリー
マイヨットを構成する大きな島グランテールと小さな島プチテールの間には、フェリーが往復している。グランテール→プチテールは1人0.75ユーロ。その逆は無料。つまり0.75ユーロは往復の値段と考えてよいが、チケットはグランテールを出るときに回収されるので、プチテールからグランテールの移動はチケットなしでいつでも自由に乗れる。所要20分。