:: 旅1433日め : 世界旅221ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ227ヶ国め ::
■マカオ観光日
マカオ及び香港は、中華人民共和国の「一国二制度」において高度な自治を認められた地域です。位置は日本に比較的近く、日本人にも親近感のあるところかもしれません。マカオと香港は極めて近い位置にあり、もともとはどちらも今でいう広東省の地域。しかしマカオはポルトガル主権に、香港は英国に借用された後、中国への返還後は、それぞれの持つ自治政府によって、中国国内でありながら高度な独自の統治がなされています。マカオもポルトガルも、国区分を規定する国際標準機構「ISO 3166-1」での国コードを今も保有しています。
そういうわけで! 2人の世界旅は、訪問第221ヵ国目となるマカオに来ています。
・・・でも、2国間の政治的利権が絡む歴史は、難しいですね。先ほど「マカオはポルトガル主権に」と書いたものの、中国は一度も主権を手放していないと主張しているようですし、マカオが租借地だったのかそうでないのかも含め、その辺の歴史を把握することは、本当の専門家でないと無理だと思う。少なくとも理系バックパッカーには難しいよ。あづさによく世界の話をしてくれる元世界史教員の友人も、「政治的利権が絡むと僕にも難しいです」と言っていた、その台詞は今も脳から離れません。
さて、とりあえず「1999年」という年号は皆共通の認識でよいでしょう。この年、香港より遅れてマカオは中国へ返還されました。マカオはもともと、今でいう広東省の一部に位置しており、人口の97%が中国人、人々の話す言葉は主に広東語です。駅などの表示は公用語のポルトガル語と広東語が併記されています。マカオに住むビッキーとウェンディーの話によると、現在マカオ住民でポルトガル語を話す人はあまりいないらしいです。
マカオは、ポルトガル領であった頃に建築された、ポルトガル様式の建物が多数残されており、それらは世界遺産として登録されています。そして経済の柱とも言えるのがカジノ。マカオに来る旅行者にとっては、そういった要素が魅力となるでしょう。
今日は世界遺産に登録された地区を歩き、観光を目一杯頑張る日としました。
泊まっているタイパから、バスに乗ってマカオサイドまで。バスの運転手のおばちゃんが、「観光始めるならここよ」と教えてくれ、バス停でないところで降ろしてくれました。そこは丘に広がる寺でした。
<今日観光したところ>
A-Ma Temple
Moorish Barracks
Lilau Square
Mandarin's House
St. Lawrence's Church
St. Augustine's Square
Dom Pedro V Theatre
Sir Robert Ho Tung Library
St. Augustine's Church
Leal Senado Building
Senado Square
Sam Kai Vui Temple
Holy House of Mercy
Lou Kau Mansion
St. Dominic's Church
マカオでは繁体字という、日本の漢字を一層に複雑にした文字を使っています(むかーしの日本の漢字と同じもの)。なので、普通にPC入力していて出せない文字ばかり。ここでは英語表記のみの記載にしておきます。ともあれこれだけの観光地をめぐったらもう夕方です。マカオでは比較的狭い範囲に見所が集まっていると言われ、確かにその通りだと思いますが、やや坂道になっているところも多くて、観光マップにある全部の見所を見るのは難しいですね(^^ゞ
でも、頑張った。歩いた。大満足です。素敵なマカオをいろいろと目に収めることができました(*^-^*)
マカオといえば、ここに来る前から、この写真のイメージ。
いろいろとマカオの名所を見ることができた。でもこれに出会えて、やっぱり良かった・・・!
本日の旅
行動 :マカオ観光
朝食 :燒賣腸粉(シュウマイチョウフン、米粉溶液を薄く蒸して丸めたものに醤油だれをかける)、腸仔煎雙蛋(チョウンツァイチンスンタン、ソーセージと目玉焼き)、油多(ヤオトー、トースト)、菜蜜(チョイマイ、青菜の甘いジュース)、柚子蜜(ヤオチーマイ、柚子茶)/タイパの食堂
昼食 :白汁石班燴飯(バーチャプセアパンクイファン、ハタの切り身のフリッターのホワイトソースのごはん添え)、柱候牛腩麵(チュウハオカウナンミン、牛柔らか煮乗せラーメン)/マカオサイドのレストラン
夕食 :招牌三寶飯(チュウハイサンパウファン、チャーシュー焼き鴨焼き鴨腎乗せライス)、吉列豬扒飯咖喱汁(カッリッジューパーファンガーリーカプ、カレーソース別添えのカツカレー)/マカオサイドの食堂
宿泊 :ビッキーとウェンディーの家