2人の世界旅 日々の記録

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南アフリカ>2008年06月09日(Mon)
ステレンボッシュ→ウェリントン→ブルムフォンテイン行き夜行列車
:: 旅396日め : 世界旅64ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ85ヶ国め ::

■南アフリカの夜行列車
今日は、あづさの誕生日です。おめでとー! ・・・とはいえ、週に1便の夜行列車を逃さずに乗るため、素敵ディナーはありませんの(^^ゞ

ところで「南アフリカ」と言えば、悪名高き治安の悪い都市もちらほらと耳にするような国。そんな国で夜行列車に乗るわけです。それでも「用心はどの国でも一緒」「どの国でも気を引き締めて」という気持ちと共に、私たちはブルムフォンテインBloemfontein行き夜行列車に乗ることを決めました。

アフリカの夜行列車には、基本的には、料金の高い「ツーリストクラス(またはファーストクラス)」と料金の安い「エコノミークラス」があります。簡単に言うと、白人が多いか黒人だらけかということです。

昼間はステレンボッシュStellenboschの街散策をし、まずはメトロに乗ってウェリントンWellington駅へ向かいました。途中、ブクウェニM'bekweni駅付近を通ったときに列車から見えた一面のタウンシップ(黒人居住区)が印象的でした。

ウェリントン駅で、エコノミークラスのチケットを買いました。「南アの夜行列車」という響きは、やはり緊張感を高くしてしまいます。でも駅員のおばさんは、私たちと同じ目的地へ向かう他のお客さんに「この人たちを宜しくね」と言ってくれ、嬉しかった。

夜行列車はほぼ定刻通り、ウェリントン駅に入ってきました。さて、列車に乗り込み、一目散に2席並んで開いている座席を確保して、しばらくそこで落ち着いていると・・・、なんと列車内は、まるで黒人たちの“遠足列車”と化していました(笑)。

南アの夜行列車

陽気なおじさん、子供を抱いてその陽気さを助長するおにーさん、マイペースで会話をつなぐ大声のおばちゃん、キャッキャッキャッと走り回る子供たち・・・。なんだかね、この光景には、救われました。

皆が陽気な“遠足列車”も、夜も遅くなると皆ぐったりして眠り、静かになります。だから、私たちも睡眠不足になることはありませんでした。しかも、座席はふっくらクッション、ビュッフェ車両からのデリバリー販売も充実、車内は清潔で、また夜でも車両内は暗くならないので泥棒などの心配も少なくて済み、私たちは、すっかり「南アの夜行列車」を気に入ってしまったほどです。

「これならバス移動よりずっといいね」

これが、今日の感想です。ちなみにインターケープやグレイハウンド、トランスラックス等のバス移動に比べ、列車だと移動費1/3くらいです。価格の安さも嬉しいです。

そうそう、私たちが向かうブルムフォンテインは、次なる訪問国レソトへ向かう中継地点です。だからうまくいけば、明日はレソトに入国できていると思います。
本日の旅
行動 :あづさ誕生日、ステレンボッシュからブルムフォンテインへ向けて移動
朝食 :ハムステーキ、オニオン赤ピーマンソテー、マッシュルームガーリック入りナポリタンスパゲティ、レモンティー、コーヒー/宿
昼食 :ハムチーズ玉ねぎ赤ピーマンのホットサンドイッチ風、レモンティー、コーヒー/宿
夕食 :カレー味の具のサモサ、ブリーチーズ、ハムチーズ玉ねぎ赤ピーマンのホットサンドイッチ風、ソーセージ、スナック菓子、レモンティー/ウェリントン駅の夜行列車待合室
宿泊 :ブルムフォンテイン行き夜行列車

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旅情報
1ランド=14円

*ステレンボッシュからブルムフォンテインへの移動
ステレンボッシュからメトロでベルビルかウェリントンへ行き、ケープタウンから出るブルムフォンテイン行き列車(エコノミー列車が週1便(月)で、ツーリスト列車が週1便(水))に途中乗車する。私たちはステレンボッシュ→ウェリントンへエコノミー片道7.3ランド所要1時間。そしてウェリントン→ブルムフォンテインエコノミー片道130ランド所要19時間。