:: 旅523日め : 世界旅80ヶ国め : 和人215ヶ国め : あづさ101ヶ国め ::
■モーリシャス南部観光
モーリシャスは、面積約2000平方kmの、南の小島。今日はホームステイ先のトニーが仕事を休んでくれ(学校の先生なのに!)、私たちを島南部のドライブ観光に連れていってくれることになりました(^^*
西部海岸フリックオンフラックFlic en Flacの美しいビーチ、タマリンTamarinの昔ながらの製塩所を通り、今日のお目当ての「七色の大地Terres de 7 couleurs」で知られるシャマレルChamarelへ。
シャマレルの「七色の大地」は、思ったより小規模なものでしたが、赤やオレンジ、紫に黄色、そしてそれらがグラデーションを形成し、実に複雑な色合いを作っていました。説明パネルを読むと、これらの色は鉱物が加水分解を受けて生成するもので、暖色系の色は酸化鉄、寒色系の色は酸化アルミニウムの色なのだそうです。
お天気にも恵まれてドライブは続きます。
南岸では、ルモーンLe Morneのビーチへ。ここは潮の流れが早くて遊泳はできないけれど、マリンスポーツのメッカにもなっているところなのだそう。私たちが行ったときも、ジェットスキーやパラセイリング、ジェットサーフィンなどなど、アクティビティを楽しむ人々でいっぱい(・・・あまりにいっぱいすぎて海上交通事故が起こりそうなほど)!
ルモーンには最近世界遺産に登録されたばかりの「モーン山」があります。山の中腹はすべて崖で、普通の登山のように登れるとはとても思えません。実はここ、19世紀前半に奴隷制度が廃止されるまで、奴隷たちの逃げ場だったんです。崖を登ってまで白人たちは追いかけてこれませんから、奴隷たちは山の上ならびに崖の洞窟で、逃げ隠れて生活をしていたのです。水や食糧はどうやって手に入れるのか、排泄物処理はどうやっていたのかと、疑問は残りますが、ともあれすごいところですよね。近年この歴史背景が評価され、この山および周辺地域は世界遺産に登録されたというわけです。
うん! 朝から観光満載♪
トニーに「お昼何食べる?」と聞かれて「モーリシャン♪」と答えるあづさ。またかいな、と思われてもいいの。その土地の食に対する興味と関心は、あづさの世界旅の大きな柱の1つなのですよ。
南国島国&インド系住民、モーリシャスの要素がいっぱいの、田舎の素朴な食堂で食べるタコのカレーは美味しかったよ♪
そしてドライブは続き、最南端のグリグリGris Gris岬で広大なインド洋を見て、家には午後3時すぎに戻りました。
■検疫官登場の巻
本当はね、今日は1日使ってゆったり観光する予定だったんです。
でも朝、空港検疫所からトニーに突如電話が入りました。私たちがマラリア汚染国から来たからと、トニーの家まで検疫官がやってきて、私たちのマラリア検査をするのだというのです。だから私たちは午後3時すぎには帰宅していなければならなくなった、というわけです。
ちなみに言っておきますと、入国の際に記入する用紙には、「過去6ヶ月の渡航国を書きなさい」とありました。1行に満たないスペースにそんな6ヶ月分(20ヶ国)分を全部書くこともないので、最近の数ヶ国だけ記入したら「セイシェルとボツワナはマラリア汚染国だ」と言い、自宅押し売り検査に来たというわけです。
あづさからみたら、セイシェルは最近すぎて陽性にならないだろうし、ボツワナは昔すぎてもう潜伏期すぎてるし、「意味のない検査だなぁ」と思いつつも、無料検査を受けたのでした。
後日検疫官からは何の連絡も来ませんでした。ふふ、陰性だったのね。
早く帰宅したおかげで食事作りの時間はたっぷり! 夕食は、トニーとあづさが作る、中華料理とモーリシャス料理のミックスとなりました。
本日の旅
行動 :モーリシャス中南部観光めぐり
朝食 :バゲットトースト、パイナップルジャム、マサラティー/トニー兄さんち
昼食 :Octopus Curry(タコのカレー)、マッシュポテトwithローストオニオン、スライス皮むききゅうりとねぎにんじんあえ、キャベツとカレー粉の酢漬け、大根風野菜のカレー、白菜とトマトの中華スープ/リヨンベールの食堂
夕食 :中華めん、ちんげんさいとひき肉の香味醤油炒め、白身魚のルガイ、タンドリーラム、ビール、ビスケット、コーヒー/トニー兄さんち
宿泊 :トニー兄さんち
旅情報
1ルピー=3.5円
*七色の大地への行き方
通常はツアーで訪れる場所である。私たちはホームステイ先のお兄さんの車で連れて行ってもらったが、市バスも走っていた。市バスでならシャマレル行きを目指すとチケット売り場まで行ける(ただしそこから七色の大地は歩くには遠い)。入場100ルピー。近くには宿もレストランも多くあった。