2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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モーリタニア>2007年10月26日(Fri)
★アタール→シンゲッティ
:: 旅169日め : 世界旅39ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ60ヶ国め ::

■アタールの町
今日は、多分満月と思われる日です。だから、今日どうしてもシンゲッティCinguettiに行きたい。でも路線バスが走っているようなところではないので、アタールAtarで乗り合いタクシーが出るかどうか、出るなら何時なのか、調べてから行かなければなりません。

アタールのマーケットで、朝に揚げパンを買った路商のおばさんに相談すると、少年を紹介してくれ、その少年の案内で、今日の夕方に乗り合いトラックが出ることを確認することができました。

■満月のシンゲッティへ
シンゲッティ行きの乗り合いトラックは、最初夕方5時出発と言われたのですが、実際の出発時間は1時間半遅れ。そして夜7時ごろ、日没と同時に月が昇り始め・・・

「やった! 本当に今日が満月なんだ!!!」 と、もう嬉しくてたまりません。

アタールからシンゲッティは、東へ移動していきます。だから、トラックの荷台から進行方向を見ると、いつも女神のような月が輝いています。2時間ほどでシンゲッティに到着し、宿に荷物を置いて、私たちは2人で砂丘まで歩きました。

満月の光がサハラ砂漠を照らし、砂の海が静かに輝いていました。

月と砂漠とシンゲッティ

こんな光景を見てしまうと、もっともっと歩きたいと、思ってしまいます。私たちは更に歩き、一面の砂丘群が見渡せるところまで歩き、もってきたパンと缶詰と果物で、質素な晩ごはんを摂りました。でも、これだけ気持ちが満たされていて、本当に美味しい晩ごはんだと思いました。

月が頭上に見え、地平線近くには火星。
ずうっとそこに座っていたら、秋なのに、やがて冬の星座オリオンが昇ってきました。

今日が満月ということは、明日は月光のない真っ暗な空を見ることができます。
(≫こちら
明日は、満天の星が楽しみです!
本日の旅
行動 :アタール観光、アタールからシンゲッティへ移動
朝食 :サリーンベニ(丸い揚げパン)、パサテル(平たい揚げパン)/宿
昼食 :POULET(鶏もも骨つきの皮にターメリックをすりこみ皮パリソテーにしたもの)、フライドポテト、SPEGETTI(スパゲッティ、玉ねぎをヤギひき肉とソテーしてその油ごと太めで短いパスタに絡める)/レストラン
夕食 :パン、イワシ缶詰、ザクロ/サハラの砂丘の上
宿泊 :オーベルジュザルガAuberge Zarga

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旅情報
1ウギア=0.5円

*アタールからシンゲッティへの移動
アタールのマルシェ近くのガソリンスタンドがある五叉路に立ち、ガソリンスタンドを正面に向き、そこから2つめの道に入るとマーケットがある。マーケットには肉屋が並ぶセメント作りの建物があるので、その手前を右折すると、シンゲッティ方面乗り合いトラックの出発所(少しだけ広場っぽくなっている)にたどりつける。そこにいるおじさんと料金を交渉しよう。
キャビン(トラック車内)2000ウギア、荷台1500ウギア、荷物400ウギア。私たちは荷台に乗った。