中央アフリカとの国境の町へ向かうこの乗り合いバスは大変でした・・・。冷却水が途中から漏れ始めて、1時間に4、5回は、車を修理するために車から降ろされるのです。到着も予定より当然遅れまくり、朝5時前でした。それまで10分の仮眠を繰り返すだけの移動は、きついったら、んもう・・・。
マラリアのあづさの療養のためにと、和人が何軒も宿をまわって見つけてくれました。改装したてなのか、新品蛇口にお湯シャワーなど、清潔さがとっても良いです。ンガウンデレの宿はここも含め(蚊が多いのに)蚊帳がないところばかりで、それが難点でもあります。リビングスペースも中庭も居心地良くて、おすすめ。ただ周辺に食事を摂れるところが少ないのが残念です。
緊張のチャド渡航から帰ってきて、あづさはバス車中でマラリアを発症しました。なのにバスが到着したのが深夜1時半では怖くて宿も探せません。私たちは、バス待合室のゴザの上にシーツを敷き、寝袋で夜明かしをしました。40℃の熱で、様子を見ようと薬を飲まずに過ごしたこの1晩は、修行のようなきつい時間でした。実際は20人ほどで雑魚寝です。
カメルーンとチャドの国境の町トゥボロ。この小さなバスターミナルで降りて、バイクタクシーで近くの宿に行きました。おそらくはオーナーの名前で「オーベルジュウスマン」と言うほうが現地では分かりやすいかもしれません(バイクタクシーの運転手たちはこう呼んでいました)。部屋には電源はありますが水道がなく、井戸水を使った青空バケツシャワー&青空野トイレとなります。中庭ひろーい。
ヤウンデから北上するときは、バス路線が皆無なため、ほとんどの人は列車を使います。私たちはこの列車の2等(最も安い)に乗りました。しかしコワーイ警察官も何人も乗っており、写真が撮れず、この写真は、誰もが眠る丑三つ時に(ホントに全員が寝たのは深夜のこの一瞬だけだった)こっそりと・・・。このぐったりまったりした雰囲気、伝わるでしょうか。
ヤウンデでは特別危機と報道される暴動勃発の日に、銃声が舞い投石が飛び交う地域に滞在してしまいました。その日の日中は日本大使館、夜は領事さんの家に保護されました。キッチンを使わせてもらえ、写真は「おなかすいた~」とばかりに、もう一人の被保護者と3人で5人分の野菜入りとんこつラーメンをいただくときのもの。領事さん、本当にありがとうございました!
別途紹介するバクースエモルフェーの、隣のオーベルジュです。バクースエモルフェー滞在中に覗いてみたら、窓が大きくて明るい室内に魅力を感じ、途中で宿を移りました。安いし立地が良いのが嬉しいですが、部屋によって水周りの様子やテーブルセットのがたつき具合が異なります。
カルフールンロンカクの正面(ガソリンスタンドの上)に、比較的快適な安宿を見つけました。テーブルセットとベッド、トイレシャワーつきの室内は、少々暗い感じはしますが、ビザ取りなどで長期滞在するヤウンデでは、この価格と立地はとっても宜しいかと思います。
ドゥアラはカメルーン最大の都市、ビジネスタウンです。ここは安宿探しに苦労します。私たちはアクワ地区に宿を探し、教会併設の宿泊施設に泊まりました。ベッド3つ、温水シャワーと洗面台が室内にあり、部屋は清潔でクーラー付き! 共同トイレも清潔感いっぱいでした。1人あたり7000フランの計算なので、2人2部屋でも2人1部屋でも同じ支払いになります。価格帯別一覧(2人分1泊の価格)
10000円以上・・・「1泊3000円出せばまずまずのところに泊まれるのね」とか、「1泊数百円だと私にはきついわ」とか、「3000円切るとアフリカでは部屋なのにヨーロッパだとキャンプなのね」とか、「このあたりの国ではテント泊の出番はないのね」とか、いろんな推測をご自由にどうぞ(^-^)
テントは出発時から192ヶ国目フィジーまで所持していました。