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スーダン南部のお金

両替
 ウガンダとの国境は、両側に両替人が多数いるが、ウガンダシリングからスーダンポンドへの両替はあまりよくなかった。スーダン側のほうがまし。国境の商店はスーダン側もウガンダシリングのみ使用しているので、スーダンに入るなら、ウガンダ側でする意味はない。米ドルからの両替は可能だが、小額紙幣はマーケットがないからできないと断られた。言い値1$→2.2S£を2.22で替えた。
 ジュバのバスターミナル付近市場。言い値1$→2.2S£を2.25で替えた。
 ジュバ滞在が休日で正式なレートは不明だが、閉まっている銀行の看板で、1$→2.23??と読めた。コミッション等は不明。
 トリット。市場にも両替人はおらず、銀行もない。商店に頼み、言い値1$→2.0S£を2.2で替えた。

流通通貨単位
 滞在時のレートで1ポンド約45円もするのに、その下の単位はほとんど使われていない。何でも1ポンドの量にして売りたがる。マンゴー4つで1ポンドなど。ブラックティーもミルクティーも1ポンド。チャパティは1枚0.5ポンドだが、チャパティ屋も釣り用の0.5コインが少なく、面倒なので偶数枚買う人が多い。
 交通費や宿代は10ポンド単位。定価20の時に値引き交渉するなら、10で言い張る。15などという数字は、売り手買い手の頭にない様子で、見ていて不思議。

スーダン南部と外界をつなぐ道6空路

ジュバより
 アディスアベバ:475ドル
 ナイロビ:375ドル
 ハルツーム:284ドル
と高い。他に、カンパラ、ロキチョキオなどに定期便がある。
国内線となるハルツーム便は欠航が多いそうで、どうしても出なければならない会議がハルツームであるというNGOスタッフは、陸路出国し、ロキチョキオ→ナイロビ→ハルツームと飛んでいた。

スーダン南部の安宿

 ロンプラの掲示板には、一番安い宿はテントで100US$などと書かれ、普通の安宿が300US$と書いてある日本語のサイトもあった。ネット検索した限りではまったく安宿に希望が持てなかったが、もう近隣アフリカ人が商売に多数バス入国しているので問題はないと踏んではいた。
 予想通り、安宿はあり、どの町でも相場は20S£(9US$)。唯一30S£だったカポエタの宿は町一番(在住日本人談)なのでちと高かったw 実際に泊まったところはおって更新される泊まったお宿をご覧ください。
 ちなみにどの町でも宿の当てなく、簡単には見つけられなかった。したがって、色々比較して決めた訳ではなく、地元の人に教えてもらって見つけた最初の部屋にいつも泊まっている。

 ジュバで少しまともな宿というならエチオピア大使館の向かいにトイレシャワー付きで外観きれいな宿が100S£である。

レジスト(外国人登録)について

 北政府の規則では入国後3日以内に必要なレジストだが、旅行許可書だけで、ビザなし、レジストなしで、無事に旅行はできた。

 しかし、ジュバのバスターミナルにいるポリスに入国翌日夕刻に捕まった。実はその日レジストに赴いていたが、祭日でオフィスは閉まっていた。明日も祭日なので、明後日には必ずレジストしろと捕まったときに言われたが、ジュバに長居したくなく、翌日にレジストなしのまま出発。このとき同時に捕まったエチオピア人は入国後3日以上経っており、我々が解放された後いじめられていた。賄賂を払わないと解放されそうにない雰囲気であったが、その場から離れたのでどうなったかは不明。
 そして、カポエタとナルースではポリスに行っているが、許可書を見せただけでレジストについて何もいわれなかった。

 長期滞在しているエチオピア人によるとレジストは不要なはずだという。3ヶ月レジストなしで滞在し、旅行許可書の更新にイミグレーションに行ったが、無問題だったそう。バスターミナルに居るポリスが賄賂欲しさに外国人をいじめているのだという話。
 実は、今年の3月にジュバでレジストした日本人は約9千円分のS£が必要だったとブログに書いており、これは日本の外務省が渡航情報に書いている77.5S£に比べあまりに高い。我々は、不要だとエチオピア人に聞くまではするつもりだったし、地方の町でもいわれたらするつもりだった。
 結果的には、実際に必要なかったが、無難にレジストしておくことをここでは勧めておきます。

スーダン南部の旅行許可書

 ジュバ行きのバス会社で国境で取れると保証されたビザだが、実際には旅行許可書。ただし、これがあればビザがなくともスーダン南部はどこに行っても問題ないはず。入国係官にはハルツーム他北にも行けるといわれたが、英語でスーダン南部の全エリアとしか書いておらず、これだけで北に行って実際どうなるのかは・・・。

 3ヶ月滞在可能で、80スーダン£。ドル払いだと50ドルとかなり損なので、係官に待ってもらい外で両替、100ドルを222スーダン£に替えて2人分160スーダン£を支払った。ちなみに国境の両替屋は小額ドルの両替は一切やっていない。ウガンダシリング払いなら70000シリング。ドル払いよりまともなレートで、国境の両替屋でシリングからスーダン£を買って支払うなら、そのまま払った方が良いくらい。
 手続きにはそう時間はかからない。パスポートに入国スタンプを押すが、北ビザの有無を探しもしなかった。(要らないんだぞという態度を意識的にとったようなページの繰り方に思った)

 出国時に通ったナダバル国境でも旅行許可書の発行をしており、ケニアシリングでの支払いも可能(3500シリング)。しかし、我々の出国時にはイミグレ係官がおらず、出国スタンプなしで出国している。入国時に係官がいない場合、乗合の車だと待ってもらえるかどうかが疑問。

スーダン南部と外界をつなぐ道5エチオピア・ブマ方面

 最後までトライしたルートがこれ。

 エチオピアに行きたいならカポエタからブマにトラックが出てるよと教えられたのがこのルートを知った最初。かなり詳しい地図にも道は出ていない。本当に行けるかどうかは別として、ダメだった場合に、ケニアに抜ける道があるというのがトライできなかったガンベラ経由の道との大きな違い。

 ジュバからカポエタまでの中間点トリットに向かうミニバスの中で乗客から、トリットからでもトラックはあるよといわれ期待はかなり膨らんだ。しかし、トリットではカポエタに行かないとないといわれ、カポエタへ。
 期待満々にカポエタに着いたが、ブマに行くトラックなんてここからはないと皆に言われガックリ。しかし、ここでブマから来た軍の車にあう。ジュバに向かう途中で、数ヵ月後なら戻るけどと・・・。道はあるんだとホッとしたが、話すうちに大きな勘違いが判明。エチオピア側にあるブマまで道が延びているのだと思っていたら、スーダン人のいうブマは、スーダン側の国境の町。そこから丸一日歩いて、エチオピアの国境。更に半日歩いてエチオピア側の町に出るのだという。
 ここでケニアに抜けたところで、目指すトルカナ湖西岸ルートは1日半歩くと聞いているので、この状況でもまだ断念しなかったが、かなり弱気にはなった。
 最終的には、どうしてもブマに行きたいならナルース村からだと教えられナルース村へ更に移動。ナルース村でもまたまた、ここでトラックを待ってもダメだよ、ナダバルへ行け・・・。しかし、よくよく話を聞くとナダバルはケニアに出国するためのイミグレのある場所。ブマのトラックはケニアに買い出しに行くのでナダバルを必ず通るというのだが、実はナルースも必ず通り、村から少し行った無人の場所が分岐なのだとか。
 という訳でナルースでほぼ24時間トラックを待った。もしカポエタで軍人に会っていなかったら歩くということを知らず、車が来るまで待ったところだが、1日で踏ん切りをつけケニアに向かった。ちなみに我々がナルースに着いた前の日には、ブマ行きが2台もあったそうな。

スーダン南部と外界をつなぐ道4エチオピア・ガンベラ方面

 スーダンより直接エチオピアに入りたく、大勢の在ジュバエチオピア人に来たルートを尋ね、一番現実的に思ったのがこのルート。しかし、早くて半月はかかること、ぼったくりだそうで飛行機420US$よりもお金がかかる可能性が高いこと、治安の問題を指摘されたことなどから、断念してしまった。

 現在ジュバから北東に延びる陸路は工事中。2009年3月から通行可能とのこと。
 残るガンベラへの道はマラカル経由。マラカルまではスーダン南部への道3スーダン北部経由で書いたミニバスと船。マラカルからもまた船で、ナシルまで。そこからトラックで国境を越えて、ガンベラへ。

スーダン南部と外界をつなぐ道3スーダン北部方面

 当初予定は、スーダン南部よりハルツームに出て、エチオピア。しかし、スーダン北部のビザがないまま入国しており、いくら南政府の役人に、これ(=スーダン南部全土への旅行許可書、かれらはそれをスーダン全土有効のビザだといった)で問題ないと言われても・・・。結局、色々検討したが、断念。
 以下は情報として聞いただけの話。主な情報源はジュバで泊まった宿の兄ちゃん(エチオピア人)で、実際に1週間ほど前にこのルートで来ており、手帳に書いた出納メモを見せてもらっている。

 ハルツームからジュバまで順調に行けば7日間。
 ハルツーム→コスティ バス
 コスティ→マラカル ミニバス
 マラカル→ボル 船 155S£
 ボル→ジュバ ミニバス 50S£(トラックをジュバで見つけ、その時は30S£といわれた)
*マラカルから別ルートのつもりだったので、マラカルまでの料金しかメモしなかった。
船の頻度は不明だが、たくさんあるという話。ただし、貨物船で料金は交渉制。

ワウ経由の陸路はおそらく無理とのこと