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2019 スマトラ島
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スマトラ島縦断
8日目 →バンダアチェ
夕食ストップもトイレストップもなかった夜行バスは、朝の4時に食事休憩をした。夕食を取っていなかったが、4時に起こされても食べる気分にはなれず、私はトイレのみ。コーヒーだけの人もいたが、まともに食事をしている人もいた。
夜が明けると水田がずっと続いている。鳥よけの対策が色々してあり、日本と同じようなかかしもある。
9時半にバンダアチェのバスターミナル到着。実はネットで購入する時に下車場所は3ヶ所からの選択だったのに、一番手前のターミナルで終わりだといわれ、むかついた。まだのはずだったから下車準備もしていなかったので降りるのが遅くなり、バイクタクシーやベチャの運転手に囲まれうんざり。早く宿に行っても部屋がない可能性が高いので、ゆっくり朝食を取りながら行動を考えるつもりが、うざい運転手たちが店まで入って囲むので、嫌になり、歩いて街の方へ進んだ。
しばらく歩いたところで高いプラットフォームのあるバス停があった。そういえばバンダアチェでは3年前から無料の市バスが走っているのだ。このバスターミナルに着く予定がなかったので、ここに走っているかチェックしていなかったが、走っていたようだ。知らずにバス停を一つ分歩いてしまったが、無事に無料バスに乗ることができた。
街の中心のモスクまでバスは走っているが、予約してあるホテルにいちばん近そうな場所で下車した。朝食をとる場所を探しつつ宿に向かい、宿近くのカフェに入った。コーヒーだけ注文すると小皿に食べ物がいくつか出てくる。食べたものだけ精算するシステムだ。
このカフェは各テーブル近くにコンセントを備え付けてあり、パソコンを出している人が多い。真似して私もここでパソコン作業。おかげでこの店で1時間以上のんびりできた。
11時前にホテルにチェックイン。今回の旅は宿をすべて事前に予約していたが、どこも規則は14時からのチェックイン。毎回早く着いても部屋に入れなかったのだが、ここではすぐに部屋に入れ助かった。シャワーを浴びるとそのままバタンキュー。ここで初めて連泊できるということもあり、時間を気にせず休むことができた。
14時頃に外出。宿に来るまでも感じたが、ここには太平洋の島国のような雰囲気が漂っている。街路樹や庭木に果物が多く、庭もきれいにしてある。
道端に魚が干されていた。古い扇風機の再利用が良い感じだ。
最初に訪れた見どころは2004年の津波で内陸の住宅の屋根に流されてきた漁船。今は補強して保存し、見学できるようになっている。
川まで出たら、先ほどと同じような漁船がたくさんある。
近くではカツオの切り身のようなのをたくさん干している。その横では塩水で魚を茹でており、茹でてから干しているようだ。
昼食に入った店では子供たちが大勢たむろしていた。こんな田舎なのに友達といてもみんなスマホを見ているのが笑える。
バクソはチキンも入って具だくさん。これで10000ルピア=80円は安い。味も非常に良かった。
そして市場へ。これまでの街と同じようなものが並ぶが、烏賊や貝など魚以外の海産物が多い。魚の内臓を選り分けて売っていた。
そしてグランドモスクへ。これまでの街のグランドモスクも立派だったが、ここは格が違う。本当に美しいモスクだ。大きな日除けがあり、人々は涼しい日除けの下でのんびりしている。
モスクのミナレットは街のシンボルだ。
内部もきれいで子供たちが輪になってコーランを唱じていた。
17世紀のスルタンが作った宮殿や公園を見に行く。写真は公園。
そして津波博物館へ。ところが着いたのが16時3分。16時までで入れなかった。まだ中には大勢の人がいるのに・・・。
津波博物館から中心部に行く無料バスもあったが、色んなモニュメントをチェックしながら歩いて中心部へ。果物を買おうかと市場に戻り、ドリアンの値段を聞くと意外に高い。インドネシアのドリアンは安くて毎日食べていた記憶がある。今回は楽しみにしていたので高くても食べようと思ったが、よく考えると食べたらもう一度キャッシングしなくてはならなくなりそう。それが面倒なので仕方なく、我慢する。他のたくさんあって安そうなスネークフルーツを買おうとしたら、店のおじさんがくれたので、ありがたくいただく。
そして今度はココナッツ。コップに入れてくれたので飲みやすいが、まるままでもうちょっと飲みたかったなー。
夕食はナシゴレン、これも10000ルピアと安い。この街の安い食事代ならドリアンを買う余裕はあったかも。