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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day6 大慶→
本日は夜行列車の移動で、出発は夜の22時台と非常に遅くなる。そのために午前中は宿でのんびり休むことにする。いつも通り早朝に起きて、まずは日記の更新をし、この先のルートを考えたりした。その後は色々調べ物を始める。中国では、GoogleやFacebookアクセスできない。以前はGoogle検索くらいできたと思ったが、今はGoogle関係に一切アクセスできなくなっているのだ。ここまでキツクなっているとは知らず、色々と困っている。今日は少し対策をすることにした。まずは地図、GoogleMapを使えないので、私のスマホと妻のタブレットに百度地図のアプリをインストール。そして、今回訪問の吉林省、黒竜江省、内モンゴル自治区の地図をダウンロードした。普段ブラウザのみで使っているGmailは初日にメーラーにセッティングした。送受信とも出来ているつもりだったが、送信ができていないことが判明。どうしても急ぎの返信が必要になった時のため、普段は使っていないサーバーのメールアドレスをいざという時には使うことにした。メーラーにセッティングし、テストをする。ブラウザの検索はすでにYahooに変更している。あとはサイトの広告などの修正だが、これはGoogleからログインしないと変えられない。Google広告も切断されているので、Google広告の入ったサイトの表示が中国ではすごく遅いので嫌になってしまったが、これは中国を出た時か帰国後に対策するしかなさそう。
朝食に一度出かけるはずだったが、パソコンでの作業に時間が足りなくなってきた。仕方なく、朝食は部屋から出ずで、コーヒーを飲み、ヒマワリの種を食べたのみ。
12時にチェックアウトし、宿の近くを歩く。昼食に入った食堂では再び東北名物の料理を選ぶ。骨の膜部分の肉とピーマンを炒めたもので美味しかった。キュウリのたたきに塩と醤油をたっぷりかけたものもサービスででて、やはり生野菜を食べるんだなと思ったりもする。
食べ終わったころに隣席の人と仲良くなり、ビールやシシャモをごちそうしてもらう。最近食べすぎなので2人で一品にしていたのに、またお腹がいっぱいに。
この辺りは欧州のまねがしたいのか、ゲートやモニュメントがやたら欧風で似合わない。
近くの明湖という湖に行く。中国とは思えない整備された湖畔の遊歩道と凝った建物の景色に驚く。
開発が早かった辺りの建物はもうボロくなっており、これも考えさせられる光景だ。
そして、この地区の今の中心部には欧風のビル街。ここが中国だとはとても思えず、どこにいるんだろうと思ってしまう。
でっかい管楽器のモニュメントとその後ろに見えるビルも、中国ではない雰囲気だ。
黒竜江省に4つしかない国家1級の博物館が近くにあったのでそこも訪れる。鉄人王記念館は、大慶の石油開発の中心人物の記念館で、昨日行くのをやめた石油博物館よりもずっと大きくて有名な博物館で、訪問の価値がある博物館だった。
見学の後、閉館までの1時間ほどは冷房の効いた博物館で休憩。追い出されてからはその向かいにある鉄人広場へ移動する。ここも欧州を意識したモニュメントの並ぶ公園だ。
公園の木陰に並ぶベンチが心地よく、パソコンを開いて日記を書いてしまった。誰でもはいれる普通の公園でこんなことが出来るなんて、ほんと中国も進歩したとつくづく思う。しかし、夕方になると中国人たちがわらわら登場し、大音量を流してダンスをしたり、勝手な柵で囲ってゲームを始めた。やっぱりこれが中国の公園だ!
いったん宿に戻り、ロビーで充電をしつつインターネット。そして20時の終バスで駅に移動。駅近くの店で夕食をとった。列車の時間はまだまだなので、ゆっくりとビールを飲んで夕食を楽しむ。
寝台が取れなかったので、今回もまた硬座の旅である。ほぼ満席だが、立ち席の人がいないことは幸いだ。
*本日の宿:夜行列車の硬座
*本日の移動 市バス、鉄道:大慶西→