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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day12 チタ→
起きたのは8時、昨日までいた中国時間でも7時なので、いつもより寝坊だ。昨夜遅かったのも大きいが、地下にある宿なので明るくならないことが大きい。朝食は昨日の残りのイクラとパン。チタは1泊の予定、生ものを運びたくないのでイクラの超贅沢盛りをしたが、それでも食べきれなかった。
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昔からそうだが、ロシアでは個人で路上商売している人が多い。これが安く、値段を見ていると昨日のスーパーは高かったなって思うほどだ。
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チタはビルの続く都市だが、ところどころにポカリと古い建物が残っている。
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シベリア風の木造住宅もまだたくさん残っていて楽しい。
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この地方の主要民族であるブリヤート人はモンゴル系の人々でチベット仏教を信仰している。ロシアでダッサンと呼ばれるチベット仏教の寺院は共産主義時代に破壊されたり閉鎖されたりしてしまったが、ソ連の崩壊後はその活動を徐々に再開している。チタのダッサンは破壊されていたので新しく再建されたものだ。敷地奥にはゲルがあり、中は食事処になっている。
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新しくはあるが、チベット仏教寺院の特徴を備えた内部となっている。仏像のすぐ前にダライラマの写真。
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マニ車もちゃんとある。
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ダッサン観光後は街を歩く。寿司が流行っているのか、何軒も目に付いた。
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求愛シーンのモニュメントそばのベンチに、鍵がいっぱい!
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18世紀に建てられた木造教会を使ったチタ・デカブリスト博物館。デカブリストの乱(1825年)で捉えられた人々の流刑地となったのがこのチタで、その関係の博物館のようだが、展示物の説明はロシア語のみなのでデカプリストについては良く分からず。でも古い教会の内部構造や当時の地図などは非常に興味深かった。
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博物館入り口に塩漬け魚を売りに来たおばさん。これも安くて食べたくなるが、今夜の夜行で出発なので我慢する。
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金ドームの教会が街のあちこちにある。
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ロシアでの食事には水などが付かず、普通は何か飲み物を注文することになる。昼間でビールを飲んでいる人はいなかった店だが、黒の生ビールがうまそうでついビールを注文。
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歩き疲れて宿に戻る。24時間制の宿で、昨夜8時過ぎに着いているので夜8時まで部屋が使えるのがありがたい。ビールを飲んでいたこともあり、昼寝をしてしまう。部屋を出てからも30分ほど共同スペースで過ごし、その後駅へ。ロシアの鉄道はモスクワ時間で動いており、駅の時計はモスクワ時間を指している。
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チタ始発モスクワ行きの夜行列車に乗車。目的地はブリヤート共和国の首都ウランウデ。
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23時台の出発後、軽い夕食をとって横になる。しかし、隣の中国人のいびきがうるさく中々寝付けず。
*本日の宿:夜行列車(3等寝台)
*本日の移動 列車:チタ→