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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day13 →ウランウデ
明るくなって窓の外を眺めるとブリヤート共和国の草原が見えた。
3等寝台車。
各車両に給湯器があり、いつでもお茶やコーヒーを入れることが出来る。
ウランウデ駅には定刻の9時前に到着。出発したチタから西に進んだため、1時間の時差があり、チタの時間だと10時である。
予約してあった宿に着くまでが苦労した。住所は分かっており、そこまでは駅から歩いて15分くらいで着いたが、大きな団地のような建物で、看板がない。予約メールにはそのビルの住所までしかなく、家の番号がないから看板が無ければ行きつけない。建物から出てきた住民に聞いてもそんな宿は知らないという。詳しくは書かないが、ここから宿を探し当てるまでに1時間以上を要し、本当に苦労した。日本語サイトもある有名な予約サイトに登録してあるホテルのはずが、全く看板も出していない貸しフラットだとは驚いた。家の番号を書いていないのは、無登録の闇商売で税金を払わないためだろう。きれいで格安の宿だが、建物の入り口まで来て電話して開けてもらわねば入れないなんて、携帯電話を持たない旅行者にはハードル高すぎ。
宿探しで疲れてしまったが、気を取り直して観光に出る。泊まっていると宿の面している通りは、1961年に世界初の有人宇宙飛行を成し遂げたガガーリンの名をとってガガーリン通りという。道の脇にはガガーリンのモニュメント。
チタではロシア人がブリヤート人よりも目立っていたが、ここではブリヤート人の方が多く、路上の物売りもブリヤート人だ。
バスに乗って丘の上の寺院へ。チタの寺院よりも参拝者が明らかに多く、活気がある。
見学をしていると僧侶の読経が始まった。中央には五体投地をする台があり、実際に何人かのブリヤート人が熱心に体を投げ出し祈っていた。
マニ車やタルチョ(5色の旗)の取り巻く敷地の一角に、文字の書かれた石積みがあった。チベット亡命政府のあるダラムサラにたくさんあったものと同じで、チベットでも見たことがあるがモンゴルでは見たことがないものだ。
寺院から見るウランウデの街。
バスに乗って街の中心部に移動。きれいなチャペルが繁華街の中心にある。
中央アジア各国でよく見るラグマンやポロウなどを食べた後、モンゴルによくあるホーショール(ミンチの入ったパイ)を食べている人に気づき、追加で注文。ブリヤートではシャルビンという名だが、味はホーショールと全く同じだ。モンゴルの代表的食べ物はこれですべて食べたかも。ブリヤート人とモンゴル人は同じなんだと良く分かった。
食事をしているブリヤートの家族。
ウランウデの大聖堂は18世紀の建造で、ウランウデ最初の石造り建造物だ。
中心部には歩行者天国が広がり、のんびりと観光ができる。
巨大なレーニンの頭。世界最大のレーニンの頭だそう。
夕食はニシンのスープ。
そしてビール。
*本日の宿:Holidays
*本日の移動 列車:→ウランウデ