旅して »
旅紀行 »旅日記 »
2016 北東アジア周遊
»
日記»
中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day14 ウランウデ→イヴォルガ→イヴォルギンスキー・ダツァン→イヴォルガ→ウランウデ
朝から雨。10時を過ぎた頃からようやく小降りになったので出かけた。まずは市内ミニバスでウランウデの中心部へ。街を見ながらバスターミナルの方へ歩いて移動する。チタ同様にこの街もビル街の中に古い木造住宅が残っていたりする。
イヴォルガ行きのミニバスはバスターミナルから出るとガイドブックにあったのでバスターミナルに行ったがイヴォルガはここからではなかった。雨の中を結構離れた別の専用ターミナルに移動する。昨日訪れた大聖堂のすぐ近くにあるターミナルで、そこから出ているのはイヴォルガ行きと市内ミニバス1路線だけ。地図には駐車場となっている場所だった。
ミニバスで小1時間ほどでイヴォルガに到着。すぐにミニバスを乗り換えてイヴォルギンスキー・ダツァンに向かう。ダツァンはイヴォルガの中心から9キロほどの郊外にあり、草原に囲まれている。
ダツァンの周りには新しい木造家屋がたくさん建築中で、ここに村ができるようだ。
無宗教であるソ連共産主義政府によってチベット仏教の寺院は1938年までにすべて破壊または閉鎖された。1945年になってイヴォルギンスキー・ダツァンのみが政府より許可されて、建立された。ソ連崩壊の1991年まで、ここがブリヤート共和国唯一の寺院であり、ブリヤート人の信仰の中心であった。ソ連内としてはアガブリヤート自治管区にあるアギンコスエのダツァンも許可をされて再開されており、2つの寺院のみが存続をしていたことになる。
イヴォルギンスキー・ダツァンは広大な敷地内にたくさんの寺院が建てられている。
敷地を周回する道沿いにはいろいろなタイプのマニ車があり楽しい。
鹿が飼われており、人懐こくかわいい。
小さい寺院にも僧侶がおり、お祈りしている人もいた。そして観光客も。
聖なる石から10数メートル離れた場所に目印があり、そこから目を閉じて石に進み無事触ると幸運になるということで、我々もやってみた。
狛犬のようなトラ。
外側から見学し、メインの寺院に来たら昼休みに入ってしまっていた。閉めると知っていたら先に見たのに・・・。1時間以上待つことになるので、ここは外観のみの見学となった
ウランウデに戻ってブリヤート歴史博物館を訪問。タンカや仏像など仏教関係の展示が素晴らしい。これまでに見た3か所のダツァンのタンカが精密でなく、チベットなどと比べるとレベルが低いなと思っていたが、ここで納得した。寺院を破壊したり閉鎖したりした時に接収したものを基本的に返還していないのだろう。
時間が遅くなったが、食堂に入り、ロシア風の昼食をとる。
また雨が強くなってきたこともあり、時間は早いが買い物をして宿に戻る。
昨日のニシンが美味しかったので今日もニシンのスープを作る。2尾買ったら、白子と数の子があり、うまし。
*本日の宿:Holidays
*本日の移動 ミニバス:ウランウデ→イヴォルガ→イヴォルギンスキー・ダツァン→イヴォルガ→ウランウデ