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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day21 ブラーツク→
昨日からの雨が朝も降り続いている。宿でチェックアウトタイムの12時までのんびりすることにした。今日は夜行列車での出発であるが、今いる市の中心部より駅までは35キロもある。鉄道駅はすぐ近くにもあるが、そこは近郊列車のみの停車となっている。20万都市なのにブラーツク駅の停車時間は2分しかない。おかしいと調べてみると、ブラーツク市に長距離列車の駅は3つあり、他の2つには長時間停車するのであった。いずれの駅もバスか近郊列車で行かねばならないが、一番近い駅なら10キロで済んでいたようだ。ブラーツク駅が一番中心から離れているなんて騙された気分。
チェックアウトして教えられた市バスに乗る。市バスといっても2x2列の長距離バスタイプで高速道路を走る。終点まで乗ったが、駅までまだ5キロはありそう。もう一本バスに乗る必要があるようだ。賑やかな場所だったのでここで昼食をとることにした。
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街を少し散歩したが、食べるところは少し高そうなレストランが1軒あるのみ。最低でも一度は良いレストランに入るつもりだったので良い機会だと入ってみる。荷物や上着をクロークに預けるレストランに入るのは久しぶりだ。
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色々頼んだが、いずれも上品な味で美味しかった。
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WIFIのパスワードを聞くとおしゃれなボードに手書きしたものを持ってきてくれた。食後は紅茶を飲みながらのんびりネットサーフィン。
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食べ終わってからネットでの口コミ評判を見たところ、皆さんこの店を絶賛している。美味しくて快適で値段もそれほど高くないのでこれから高級レストランばかり入ろうかと思ったが、ここが特別良かったようだ。店の外観。
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再び市内バスに乗って駅を目指す。走り出してすぐにダムがあった。その脇には大きな発電所。バスはダムの上を走る。列車もここを通っている。
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バスが駅とは逆側の街の中心部に向かったので焦ったが、車掌さんが駅に行くから大丈夫といってくれ、のんびり景色を眺める。
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駅到着は列車出発の1時間半前。この駅なら窓口に列もなく切符が簡単に買えそう。
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妻はカフェテリアに入ってコーヒー飲みながら列車を待つ。
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私は街を歩くことにした。この地区の中心部は新しい建物も多く、教会は建設中なほどだったが、駅周辺にはソビエト時代の建物しかなく、さびれているという言葉がぴったりの場所だ。
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こんな場所でも銅像があるのがロシアらしいところ。、
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列車はほぼ定刻に到着。停車時間は2分なのに意外と乗降客が多い。
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今回も3等寝台である。今までの経験から3等で十分だと思っているので、事前に予約した列車は4本とも3等寝台である。3等といっても1等がついているのはごく一部の列車だけで、今回予約した列車においては常に2番目のクラスとなっている。
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今回の列車はロシア人ばかりが乗っている。しかし、夜中に下車するのか早々に寝てしまう人が多かった。
*本日の宿:夜行列車(3等寝台)
*本日の移動 バス:ブラーツク市内(ツェントライニ→パドゥンスキィ→ギドロストレイテル)、夜行列車:ブラーツク→