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2023年冬オーストラリア

タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年02月06日(Mon)

3日目 成田-シンガポール

 5時台に起床し、6時15分頃にチェックアウト。空港へのバスが6時40分なのに、規則上の朝食は6時半から。しかし、チェックイン時に「6時20分には朝食の準備はできているので、チェックアウトしてから食べてもらえば時間は大丈夫」といわれている。レストランには一番乗りだが、既に準備は整っていた。バイキング形式と聞いていたが、小皿に盛ってあるのをとるだけで、時間もかからない。余裕をもって朝食をいただくことができ、満足。シンプルだが美味しい食事だった。
23/02/06 06:23:06
 空港には出発の2時間前を少し割った7時5分に到着する。コロナの影響でがらんとしていた数ヶ月前とは一転し、空港は驚くほどごった返している。ウェブチェックインは一応していたが、日本出発時はしていてもしていなくても同じ列に並ばねばならず、うんざりだ。さらに酷かったのが、手荷物検査場である。コロナで削減していた人員の補充が、急激な利用客の増加に対応できておらず、大半のゲートは閉まっている。その結果が見たこともない長蛇の列。空港が一番混む年末よりもさらに長い行列ができているのだ。当然間に合わなくなる人も多く、搭乗の迫った利用客が優先される。おかげで列の進みも本当に遅い。通常なら年間で最も利用客が少ない時期なのに、何をやっているのか。
 余裕をもって来たつもりだが、出国手続きを済ませたもう搭乗時間が近い。時間は迫っているが、マクドナルドに立ち寄って昼食を購入する。そして搭乗口へ、座る間もなく搭乗が始まる。今回は中・長距離線を運航するLCCのスクート航空だ。フライト時間は長いが食事は有料となっている。
23/02/06 08:08:04
 スクート航空はLCCとしては座席が広い方であるが、機内食や機内での映画、座席指定などはすべて有料。満席だったが、トイレが汚れることもなく、まずまず快適なフライトだった。
 7時間半のフライトで、日本時間で16時半、シンガポール時間の15時半の到着となる。シンガポールはほとんど何も事前に調べておらず、入国手続きを事前にインターネット上でするシステムになっているのを知らなかった。事前にしていない人用にタブレットが置いてあるのだが、その調子が悪く、結構な時間のロスをしてしまう。それでも16時過ぎには入国完了。迎えに来てくれていた友人のトニーと無事に再会できた。オーストラリアに行くのにシンガポール乗り継ぎにしたのは友人達に会いたいというのが理由の一つだったのだ。
 まずはトニーの車で、空港の南にある海辺のレストランへ。Stella Seaside Loungeという自分たちだけではなかなか来ない高級な場所だ。
23/02/06 17:53:56
 再開を祝し、トニーお勧めのカクテルで乾杯。
23/02/06 18:00:42
 つまみは美味しいエビ料理。
23/02/06 17:57:22
 歓談中に野鳥が近寄って来た。マイナと呼ばれる鳥で、和名はインドハッカ。ムクドリ科に属し、インドや東南アジアに住んでいる。
23/02/06 18:04:58
 この後、もう一人の友人も合流し、トニーの実家に立ち寄った。庭で色々なものを育てているというので妻が見に行きたがったのだ。パパイヤやレモン、カスタードアップルなどなどたくさんの種類の果樹を見せてもらった。
23/02/06 19:37:28
 そして4人でホーカーズへ。ホーカーズというのは元々屋台だった無認可飲食店の衛生問題を解決するために設けられたフードコートのようなもので、シンガポールでは欠かせない食事処だ。いろんな種類のものを買って来て皆でつつくスタイルなので、コロナの間は閉められていたそう。ようやくコロナが収束に向かい、規制が緩和され、ホーカーズも再開されている。個人店舗の集合体なので、コロナで営業できない間に廃業したのか、閉まったままの店も目立つが、客足は完全に戻っており、すごく賑やかだ。4人で10品の料理で、飲み物も4種類。妻が料理研究をしていることを友人たちもよく知っているので、飲み物も4種類別々のものを頼んでくれた。前回シンガポールに来た時もこのようにして何度が食べたのを思い出し、非常に懐かしい。
23/02/06 20:35:10
 食事の後、10数年振りのシンガポールの街を少し散歩。驚異的な発展を遂げて、今や日本よりもずっと豊かだといわれるシンガポールだが、以前とそこまで変わらないように感じる。
 トニーの実家に戻り、夜中にまで語り合う。トニーはかなり酔っているように見え、そのままそこで寝ても良いと思ったが、予定通り彼の経営する宿に移動するという。シンガポールはアルコールの血中濃度がかなり高くないと飲酒運転可能だそう。体質によってどのくらい飲めるかはかなり違うが、以前検査しており、自分の限度は把握しているという。このくらいなら全く問題ないと言われれば、心配だが仕方なし。
 0時過ぎに出発、まっすぐ向かうのかと思いきや、マリナバラージに夜景を見に行く。トニーがシンガポールで最も好きな場所だそう。
23/02/07 01:24:06
 午前1時にトニーの経営するBetel boxに到着する。深夜なのにフロント前の共用スペースには白人ツーリストがあふれている。つい最近までコロナでツーリストはいなかったそうだが、一気に戻って来たのだそう。前回は別の友人宅に泊まり、ここには何度か遊びに来ただけだったので、夜中までこんなに賑やかな宿とは知らなかった。さすがにすぐに寝るつもりだったが、トニーがまだ話し足りない様子で、さらにビールを開けてくれたので、再び歓談。
23/02/07 02:19:40
 結局寝たのは午前3時を過ぎていた。軽いトランジットだけのはずが、12時間びっしりと楽しむ充実の一日。しかし、疲れた~。
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