旅して»旅紀行»旅日記» 2023年冬オーストラリア»8日目 サマーセット-クレイドルマウンテン

2023年冬オーストラリア

タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年02月11日(Sat)

8日目 サマーセット-クレイドルマウンテン

 部屋で朝食を済ませ、8時過ぎに出発する。ここから島の中心部にあるクレイドルマウンテンを目指し、南下する。自動車専用道でないのに制限速度は時速110キロ、快適な道が続く。海に近い辺りは牧草地や農地が続いたが、やがて森林地帯に入っていく。フォッシル川レストエリアで一休み。この辺りは巨木が立ち並らんでいる。
23/02/11 07:03:12
 クイーンズタウンに行く道とクレイドルマウンテンへ続く道の分岐からは東に方向を変える。道路脇に駐車スペースがあり、その先が展望台になっている。ここからクレイドル山が見えるという。そして、その奥にはブラックブラフ展望台がある。手前の展望台だけのつもりで、サンダル履きのまま登ったが、どの山がクレイドル山か分からないのでスマホのグーグルマップを見ると奥の方がクレイドル山展望台になっている。仕方ないので進むが、とがった石だらけの道でサンダルでは歩き難い。妻が先に断念し、一人で先の展望台へ。先の展望台まで行くと360度の景色が見え、北側には平原が続き、湖などが見える。ここから下っていくトレイルが、ブラックブラフトレイルという人気のトレイルだ。
23/02/11 07:42:16
 車の進行方向に見えていた台形の山がクレイドル山。この方向は道路脇の展望台からも良く見えており、ここに立ち寄った観光バスの皆さんは、手前の展望台からクレイドル山方面を見て次に進んでいった。グーグルマップで展望台の名前がどうも入れ替わっていたようで、クレイドル山を見たいだけなら手前だけで良かったのだ。
23/02/11 07:40:58
 10時に今夜の宿クレイドルマウンテンディスカバリーパークに到着した。人気の宿で中々取れず諦めていたのだが、日本出発直前にキャンセルが出たので即予約した。この時間ではまだ部屋に入れないが、共同キッチンの冷蔵庫に肉などを先に入れさせてもらうために立ち寄ったのだ。
 そしてすぐ近くにあるクレイドル山国立公園のビジターセンターへ。クレイドル山国立公園はタスマニアで最も人気のある国立公園で、タスマニア原生地域として世界遺産登録もされている。
 個人客の車はビジターセンターまでで、ここからはシャトルバスに乗る必要がある。バス代は国立公園の入場料に含まれているので無料だが、フレシネ国立公園で入場券を買った我々はその券を提示し、窓口でバスチケットをもらう必要がある。その時に地図ももらえるので歩く道の相談もする。今日は久しぶりの快晴だが、明日は雨の予報というのを教えてもらい、今日中にできるだけ見ておいた方が良いというアドバイスをもらった。ただし、標高1545メートルの山頂は6-8時間のコースなので、今からは無理とのこと。最終バスが18時なのでそれまでに降りておく必要がある。標高1223メートルのマリオンズ展望台までのコースに決めた。シャトルバス乗車前に靴を洗浄する規則になっている。足を所定の場所に入れ、手動ポンプで消毒液を靴に振りかけるシステムだ。
23/02/11 08:58:08
 シャトルバスに乗ること20分で終点のダブ湖到着。11時20分にトレッキング開始である。まずはダブ湖畔へ。雲一つない晴天で、正面に山頂が見えている。
23/02/11 09:27:46
 ダブ湖周回コースを左回りに歩く。グレイシャーロック展望台まではアップダウンが多く、中々湖畔が遠かった。湖に突き出た岬で写真では2つの湖に見えるがどちらもダブ湖。
23/02/11 09:40:40
 湖畔の道を進んでいくと山頂が随分と近くなってきた。直線距離でいえば最初に湖畔で見た時の半分よりも近づいているのだ。こんなに近いなら登れば良かったかなと思うが、帰りのバスに間に合わなくなった時のことを考えるとやっぱり厳しかっただろう。夏時間採用で8時半まで明るいのだからもう少し遅くまでバスを走らせてくれれば良いが、仕方ない。
23/02/11 10:19:18
 湖の南端を越えると苔むした森林地帯となる。ボールルーム森と呼ばれている場所で、それまでの明るい森とかなり雰囲気が違っている。
23/02/11 10:33:10
 湖を4分の3周くらい進んだところで、道は小高い丘を越える。丘の上の展望台でティータイムの休憩。相変わらず雲一つない良い天気だ。
23/02/11 10:55:38
 湖周回コースが終わる前に、マリオンズ展望台へのショートカットコースに入る。地図上でこの道は上級コースとなっているが、大回りすると同じ道で降りることになるのが嫌だったのだ。道は分かりやすく、迷いそうな道ではなかったが、急な登り道できつかった。鎖場になっているところも多く、上級コースの分類も仕方ないところだろう。ぐんぐん標高をあげると景色はどんどん変わってくる。
 写真の右側がダブ湖、左側はリラ湖となっている。
23/02/11 11:48:06
 14時10分、マリオンズ展望台に到着する。ダブ湖の標高が939メートルでここが1223メートル。結構登ったつもりだったが、標高差は300メートルである。急に雲が広がって来た。
23/02/11 12:07:24
 湖を見下ろし、昼食をとる。今朝ホテルで妻が用意してくれたチーズサンドイッチに、ニンジンと紅茶。山での食事は気分良い。
23/02/11 12:47:14
 マリオンズ展望台から山頂はすぐそこに見えるが、最後は岩山で難しそう。登山の準備はしていないので時間があっても無理だったかな・・・。
23/02/11 12:50:42
 14時50分に下山開始。上級コースでない道からの下山だが、こちらも急な下り道で、思ったよりも厳しい道だ。
23/02/11 13:02:40
 クレーター湖経由かウォンバット湖経由か迷ったが、ウォンバットに会える可能性の高いというウォンバット湖経由にした。しかし、ウォンバット湖に来てもウォンバットのいる気配がない。トレイル周辺に落ちている糞もダブ湖畔の方が多かったくらいに思う。湖畔で日本の老夫婦に会った。ここに1週間滞在したが、晴れたのは今日だけだそう。明日出発予定で最終日に晴れてほんと良かったと喜んでいた。いつの間にか青空が戻っており、今日の好天に感謝。
23/02/11 13:40:20
 ダブ湖に戻り着いた時には最終バスまでかなり余裕があったが、最終バスに近づくと混むということだったので、休まずそのまま帰ることに。16時15分のバスに乗車する。
23/02/11 14:12:40
 17時過ぎに宿に戻り、正式にチェックイン。本日の夕食は骨付きラム肉とニンジンのソテー。ワインを飲みながらお腹いっぱいいただいた。
23/02/11 16:38:18
 日没になると宿周辺でも動物が色々出てくるという話だったが、疲れたので出掛けずに食後は部屋でのんびり。
« 7日目 ローンセストン-リリコビーチ-ペンギン-バーニー-サマーセット-バーニー-サマーセット