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2023年冬オーストラリア»11日目 ホバート-メルボルン
タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年02月14日(Tue)
11日目 ホバート-メルボルン
タスマニア島の最終日、今夜は空港泊の予定なので、朝はのんびりし、体を休める。ゆっくり朝食をとってくつろいでいたらあっというにチェックアウト時間の10時となる。チェックアウトをし、宿の駐車場に車を置いたまま、徒歩で市内観光に向かう。
1803年に入植が始まったホバートは、シドニーに次いでオーストラリアで2番目に古い都市である。中でも宿のあるバッテリーポイント地区は、1818年に港を守る砲台が作られたことで名付けられた歴史ある地区となっている。現在は古い家並みが続く閑静な住宅地で、その一角にはおしゃれな店が並び、ホバートでも人気のスポットとなっている。おしゃれなカフェがは朝から観光客らしく人々で賑わっていた。
バッテリーポイントから港へ下ってゆくと停泊中のクルーズ船が見えた。
バッテリーポイントと港の間はサラマンカプレースと呼ばれる地区で、ここも古くからの建物が集まる伝統的な商業地区だ。土曜の市はタスマニア一といわれているが、平日の今日も人通りが多く賑やかな場所だ。
広場に面したカフェでホタテカレーパイを食べる。妻が初日からずっと食べたいと言っていたタスマニア名物なので、最終日の今日はマストで食べなければいけないものとなっていた。無事に食べられてホッとする。ホタテのパイで名物なのだから美味しいのは当然であり、パイごときが一つ1000円を超えるのはいくら美味くても高すぎるというのが正直な感想だ。
クルーズ船で賑わう港の前を通って、タスマニア博物館を訪れる。入場料も高いオーストラリアで博物館が無料なのはありがたい。様々な展示があるが、タスマニアでいろんな動物を見たのでそれらの説明がやはり興味をひく。会うことのできなかったカモノハシやタスマニアデビルなどのはく製も当然展示してあった。写真はハリモグラとカモノハシ。
街の見どころ一通り見学し、バッテリーポイントに戻って来た。朝は飲食店くらいしか目につかなかったが、建物内部を公開している場所もいくつかある。写真はナランヤハウスと呼ばれる19世紀前半に建てられた商人の屋敷だ。
14時に宿へ戻り、車ですぐに出発する。そのまま王立タスマニア植物園へ。植物園でも一番人気とされる日本庭園を見た後、木陰でピクニックランチをし、そのまま昼寝。
一時間ほど休んで今度はハーブ園や野菜・果樹コーナーで栽培植物を観察する。写真のカボチャなど美味しそうなものがいっぱいある。
18時前に出発。タスマン橋を渡って、一路空港へ。
18時15分。無事に空港へ到着し、1週間借りた車を返却。トータルの走行距離は1200キロだった。
終わったら空港で乾杯をしようとワインを少し運んでいたが、よく考えるとオーストラリアは公共の場で酒を飲むのは禁止されている。お酒を置いているレストランでしか飲んでいる人はおらず、せっかく持ってきたのに飲めなかった。車を返す前に車で飲めば良かったと思うがもう遅い。隠れて飲んでも良いがそこまでして飲みたくもなかったので没収覚悟で、そのまま運ぶことに。結果、国内線は問題なく液体が運べるようになっており、ワインを手荷物として機内に持ち込むことができた。
21時半定刻の飛行機だったが、出発は23時15分。何のアナウンスもなく、やはりジェットスター航空はダメダメだ。
メルボルン空港到着は日が変わった0時35分。そのまま空港で一晩を過ごす。前回寝にくかったので、場所を変えてみた。寝袋やマットを持っているのでベンチにこだわる必要はない。初日よりはずっと寝やすい場所で助かった。