旅して»
旅紀行»旅日記»
2023年冬オーストラリア»16日目 ナラウォン-ヘイウッド-ペノラ-ナラコーアテ-コッカトゥーレイク
タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年02月19日(Sun)
16日目 ナラウォン-ヘイウッド-ペノラ-ナラコーアテ-コッカトゥーレイク
週末でキャンプ場は思ったよりも混んでいる。大半はキャンピングカーなのは、水もないキャンプ場だからだろうか。
9時に出発する。メイン道路に出るまでの約30分はずっと未舗装道だったので、ゆっくり走る。途中カンガルーもいた。
9時半にヘイウッドに到着。日曜日の午前なので店はほとんど開いていないが、ベーカリーは開いており、朝食にする。ベーカリーといっても、カフェスペースの広い人気店だ。
3種類のおかずパンとコーヒーを注文する。写真は、ハムサラダロール。日本のロールパンのイメージとは違ってまるでバーガーだ。
そろそろ給油が必要になり、グーグルマップでガソリン価格をチェックする。州境を越え、南オーストラリア州に入ってからの方がガソリンが安いことが分かったので、そこまで粘ろうと思った。しかし、妻が心配症で無理したくないというので、ヘイウッドで10リットルだけ入れて出発する。
30分ほど進んだダートモールに炭酸水の湧き水がある。タスマニアの国立公園のビジターセンターにあったものは機械的に炭酸水にしたものだが、ここはナチュラルで非常においしい。ここでようやく朝の歯磨きや洗面をする。未舗装路を走って車が埃だらけなので、ついでに洗車もした。
11時半に州境到着。タスマニア州やビクトリア州はオーストラリア東部時間だが、ここからの南オーストラリア州はオーストラリア中部時間であり、時差がある。時差は30分だけだが、時間は戻る。
マウントガンビアの町でガソリンを満タンにし、方向を変え北に進む。12時20分にペノラ到着。ここでランチの買い出しをした。ペノラから北はワイナリーが点在し、葡萄畑が続く。南オーストラリア州はワインで有名なので、その中でも一番有名なバロッサバレーではワイナリーに行くつもりだ。しかし、道沿いにワイナリーが続くと立ち寄ってみたくなる。この辺りでは有名なクナワラでいったん車を停めた。ブドウの収穫時期なのか、美味しそうなブドウがたくさんなっている。時間が厳しいのでワイナリーには立ち寄れない。
ナラコーアテケーブ国立公園には13時半到着。クイーンズランド州のリヴァーズレーとともに「オーストラリアの哺乳類化石地域」として世界遺産登録されている国立公園だ。ビジターセンターの展示を見てから世界遺産ウォークというトレイルを歩く。化石はたくさんある洞窟で見つかったものであり、トレイルを歩くだけでは洞窟の入り口が見えるだけ。
ピクニックランチをするつもりだったが、中々ベンチもない。ツアーの集合場所のようなところでランチを食べる。
無料のトレイルだけで満足できればそれで終わるつもりだったが、洞窟に入らねば来た甲斐がない場所のようだ。洞窟ごとにツアーが設定されているが、基本予約制となっている。セルフガイドツアー(=自分で自由に歩け、待たずに入れる)洞窟はスティックトマト洞窟だけ。今日は他のツアーが時間的に終わっており、選択の余地なしで、スティックトマト洞窟に入ることにする。外から見て思っていたよりも中は広い鍾乳洞だ。化石が見つかる訳でもないので、世界遺産に来た気分にはならないが、仕方なし。
16時に国立公園を出発し、ナラコーアテの町へ。立ち寄った店で、エービー(AB)なるテイクアウェイフードを妻が買ってきた。ランチを食べてから2時間も経ってないのに、すごい量だ。なんでラージサイズにしたんだと思ったが、これがスモールサイズだとか。ABは、Atomic bomb=原爆の略、バカでかいサイズが売り物の料理なのだ。ポテトフライに肉炒めを乗せ、マヨネーズやケチャップをたっぶりかけており、完全なジャンクフードだ。お腹が減っていないので一口味見をしただけで運ぶことにする。
17時過ぎに本日の宿泊地コッカトゥー湖のキャンプ場へ。水道があり、トイレもきれいで良いキャンプ場だ。
ここでもオウムがギャーギャーうるさい。Long-billed Corella という種類で、和名はテンジクバタン。
湖畔で先ほど買ったABを食べ、夕食とする。テントは中から夕陽が見える良い場所だ。
日が暮れるとオウムは静かになり、寝やすいキャンプ場となる。