旅して»
旅紀行»旅日記»
2023年冬オーストラリア»21日目 ジェームズタウン
タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年02月24日(Fri)
21日目 ジェームズタウン
急遽決めた予定のない一日の朝はゆったりと遅起き。朝食付きのゲストハウスで、本来の朝食にいただいたフルーツを足すとかなり豪華な食事となる。
午前中は部屋でのんびり過ごす。写真の整理などをしていたら時が過ぎるのはあっという間だ。
昼食は昨夜も食べたコールスローサラダに朝収穫したニラやパセリをどっさり入れる。チーズとパンは元々買ってあったので、買い出しに行く必要はなかった。
昨日昼にジェームスタウンの酒屋でお勧めされて買ったワインはTawny(トウン or トゥニー)だった。トウンだよと言われてもどんなものか分からずにお勧めの地元ワインだというから買ったのだが、ポートワインやトカイワインの中間で、非常に甘く、アルコール濃度が高いワインだった。ガバガバ飲むタイプのワインではないのに量の多い箱ワインとは・・・。
少量なら美味しくいただけるが、中々飲み切れそうにない気がする。午後も写真整理の続きなどし、夕方には農場の散策。まずは家庭菜園。真ん中の円柱にニラが花を咲かせている。
広大なオリーブ畑もあるが、まだ若木なため実を収穫できるのは先だそう。
麦畑は地平線のかなたまで続いている。既に収穫は終えている。
散策から戻ってきたところ、宿の奥さんが玉ねぎを植えていた。数が多く大変そうで、妻は手伝いを申し出る。私は部屋に戻ったが、妻はその後1時間以上手伝っていた。
昨夜は会えなかった宿のオーナーが小さな息子と共に戻って来た。車で周辺を案内するよというので、乗せてもらったところ運転は8歳の息子でびっくり。最初は冗談かと思っていたが、さにあらず。4輪駆動のマニュアル車を乗りこなすのだからすごい!
逃げるカンガルーやノウサギなどを途中で見ることができた。オーナーは鉱石が好きだそうで、色々なところから集めてきた石の説明をしてくれた。
子供が運転するのは敷地内だけだろうと思っていたら、外の公道も子供が運転する。かなり離れた場所にある風車まで連れて行ってもらった。自分で何基も風車を所有し管理しているそう。21時近くになり、夏時間でもさすがに日は落ち、暗い。
戻って来たのは21時過ぎ。オーナーの家に招待され、ここのワイナリーで作っているワイン(Belalie Wine)をいただいた。有機栽培のブドウを、人が手で収穫し、伝統的な手法でワインにしたこだわりの逸品!自慢するだけあって素晴らしいワインでした。
懐いてくれた息子が自分の宝物を部屋から次々と思ってきて見せてくれる。削っているのは滑石で、削った粉はベビーパウダーとなる。
オーナーは次々をワインを注いでくれるので、遠慮なくいただいていたら、奥さんが、春巻きやピザ、メロンなどを出してくれた。
予定外の宴会となり、楽しく飲み食いしながら、ワイン作りの話だけでなく、風力発電の話など、本当にいろいろなことを教えてもらうことができた。ゲストハウスはずっと昔からやっており、古いゲストブックには日本人の名前もたくさんあった。話し好きのオーナーで人気があったものと思われる。最後は酔っぱらって、部屋に戻ってバタンキュー。