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2023年冬オーストラリア»25日目 ブロークンヒル-スコティア-ウェントワース-プンカリー
タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年02月28日(Tue)
25日目 ブロークンヒル-スコティア-ウェントワース-プンカリー
朝食は昨日と同じシリアル。そしてランチ用に作ったカレーのソースが鍋についていたので、それを食パンでぬぐって食べる。
出発時、駐車場の隣の車が車上荒らしにあったことが判明する。ホテルの駐車場だが柵はなく、外から自由に出入りできる場所だった。安全とは言えない場所とは思っていたが、こんなことがあるとは怖いところだ。路上駐車の方が駐車違反取り締まりのカメラが設置されているのでまだ安全なのかもしれない。
9時半に宿を出て、まず給油。次の町まで300キロほどあるので満タンだ。町を抜けるとあとは乾いた大地に延びる一直線の道をひた走る。道路の先には逃げ水が見え、遠くの地形は蜃気楼のようで浮いて見える。
約1時間走ってほぼ中間点のポピルタ休憩所に到着する。ブロークンヒル時間では11時だが、ここからはオーストラリア東部時間なので、11時半だ。
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地図上では駐車場の西側にも道があるが、現実は泥で埋まっている。この地域はこの夏に大洪水があり、まだまだその影響が残っているのだ。
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車を停めると鳥がたくさん寄ってくる。気を許すと車内にまで入って来そうな勢いだ。ハイイロツチスドリだ。現地名はアポストルバード(Apostlebird)、使徒の鳥という意味だ。12羽程度のグループでいることが多いために、聖書の12使徒にちなんで名付けられたそうだが、もっとたくさんの群れがいる。
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ランチはチキンカレーとフルーツ。
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13時に出発し、ウェントワース(Wentworth)の手前で空港方面に左折する。空港を越えたところにあるのがペリー砂丘(Perry Sandhills)だ。
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ウェントワースの町に移動し観光局へ立ち寄る。そして、スーパーで買い出しをし、ガソリンを再び満タンにする。
首都キャンベラの近くからアデレードの近くへ流れるマレー-ダーリング川は、オーストラリア大陸最長の川だ。アウトバックの砂漠地帯を流れるダーリング川がマレー川にここで合流している。写真の手前の濁っているのがダーリング川の水で、奥がマレー川本流。本流であるマレー川の源流から河口よりもダーリング川源流から(マレー川の)河口までが長いので、大陸最長の川という場合はマレー-ダーリング川と表記する。
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この夏の雨でダーリング川は何ヶ所もで氾濫した。この公園も洪水になり、その痕跡があちらこちらに残っている。電熱のバーベキュー設備も壊れ、使えない。木に残る痕跡で1メートル以上の高さまで水が来ていたことが分かる。
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ウェントワースからマンゴ国立公園に向かう道は洪水で迂回が必要だと観光局で聞いていたが、分岐にはストップの看板を持ったおじさんがいるだけ。確かめてみると少し待てば通れるというのでそのまま進むことにした。
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見えていた場所の工事が終わり、先に進むと、通行は地元民のみとの看板があった。通れないところがあるのかもしれないが、そのまま進んでみる。洪水で一度水没した道路は泥をかぶっているところも残っていたが、幸い通れない場所はない。
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まだ水は完全に引いていないところも多く、あちらこちらに水が残り、水没林がたくさんある。
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河原にあるキャンプ指定地に泊まる予定だったが、乾いた泥に覆われている。テントを張っても快適そうではなく、先に進む。マンゴ国立公園への分岐は過ぎてしまうが、その先のプンカリーには設備の整ったキャンプ場があるはずで、最悪ホテルもあるので、そこまで進むことに。
18時20分にプンカリーパークのキャンプ場に到着。キャンプ場は洪水の影響がないように見えたが、よく見ると一部は泥をかぶり、入れなくなっていた。このキャンプ場も鳥が多いキャンプ場だが、ウサギもいた。
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キャンプ代は町中のホテルに払いに行くシステムで、いったん町に戻って支払いを済ませる。そして戻って来てテントを張る。電源もあるが鍵がかかっている。説明を読むと使う場合はホテルで鍵を借りてくる必要があるという。料金はキャンプ代に含まれている。支払いの時に教えてくれーっ! ホテルまでは1キロ以上あり、行くのは面倒なので結局この日は電源を使えず。
お湯シャワーは有料だが、水シャワーが無料で、水シャワーを浴びる。夕食は昼と同じでカレーとフルーツ。