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2023年冬オーストラリア»27日目 マンゴ国立公園-ミルドゥーラ
タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年03月02日(Thu)
27日目 マンゴ国立公園-ミルドゥーラ
朝からキャンプ場内にはカンガルーがたくさんいる。昨日水を溜めた場所はほぼ乾いていたので再び水を満たしてやるとまたカンガルーがやって来で水を飲んでいる。
ビスケットとオレンジジュース、コーヒーの軽い朝食を済ませ、9時20分に出発する。来た時とは違う道だが、こちらも赤土だ。マンゴ国立公園に一番近い都市ミルドゥーラに向かう道であり、一番近い大都市メルボルンに向かう道でもある。来る時とは違って観光客の車やツアーの車と何度もすれ違う。未舗装区間の距離はこちらの方が長くなっているが、走りやすい道だ。
今日の道はアップダウンが少なく幅も広いので、停車して写真を撮るのもたやすい。こんなに楽しい道を運転できるのは最後だろうなと思うと、未舗装路がまだまだ続いて欲しいと願ってしまう。それほどこの道の運転は楽しかった。
未舗装区間は突然終わってしまった。そして一路ミルドゥーラを目指す。街に入る直前にマレー川の橋を渡り、ニューサウスウェールズ州が終わる。ビクトリア州に戻ったことで、旅の終わりが近づいたことを感じる。
12時前に到着し、スーパーで買い出し。そしてマレー川沿いの公園に移動して昼食にする。ここも洪水の痕跡が広がっており、川に近い方のバーベキュー設備などは壊れていた。大きなローストチキン一羽分を買ってあり、ほうれん草とハーブが入った緑色の薄いパンと共に食べる。
付け合わせは赤ピーマンのチーズ詰め。飲み物はオレンジジュース。ワインも買ったが公園なので飲むのは宿に着いてから。
19世紀半ばから20世紀初頭まで、マレー川では河川交通が盛んで、多くの外輪式蒸気船が運航されていた。19世紀に建造された船の一部はいまだ現役だ。写真のロスベリー(Rothbury)号は、1882年建造の船で観光用遊覧船として運行されている。
14時のチェックイン時間に合わせ、
ブルーバードモーターインへ。モーターインという名からさほど期待していなかったが、すごくきれいな広い部屋だった。
砂埃にまみれたアウトバックの旅が終わり、まずはシャワーを浴びて大洗濯。そして車も洗ってあげた。
マンゴ国立公園が終わり、残るレンタカーの旅は2日半。ここからメルボルンまでにはどうしても行きたいといえる場所がなく、ルートも決めていない。ブロークンヒルの観光案内所でもらったビクトリア州のパンフレット類でルートを検討していたら、あっという間に夜になった。昼に食べすぎたので夕食に出るのは止めて、部屋でワインを飲みながら遅くまでルートを考えていた。