旅して»旅紀行»旅日記» 2023年冬オーストラリア»29日目 テイラーズレイク-グランピアンズ国立公園-アララト-ボーフォート-グレンライオン

2023年冬オーストラリア

タスマニア州、ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州
2023年03月04日(Sat)

29日目 テイラーズレイク-グランピアンズ国立公園-アララト-ボーフォート-グレンライオン

 昨夕のテーブルセットで湖を見ながら朝食をするつもりが、他の人に使われている。他に良い場所もないので朝食は途中で食べることにし、9時に出発する。
 平地を抜けるとグランピアンズ国立公園だ。時おりカンガルーの姿を見るが、マンゴー国立公園で存分に見たので、車を停めることなく先に進む。ズムステインズ(Zumsteins)歴史地区にあるピクニックエリアに車を停めて朝食をとる。ここからマッケンジー川に沿ってトレッキングコースが延びているが、食後に少し歩いてみただけで、先に進むことにする。
23/03/04 08:37:52
 先ほどのトレッキングコースの終着点まで車で走り、そこから歩いてマッケンジー滝を見に行く。週末ということもあり、観光客がたくさん歩いている。マッケンジー滝の上までは高低差も少ない森の散歩道だ。しかし、ビクトリア州最大の滝であるマッケンジー滝の滝つぼまで降りる階段は結構きつい。歩道側からでは滝の極一部しか写真に収められないので、飛び石を通って対岸に渡る。
23/03/04 09:25:22
 対岸からも滝の上半分は見えない。ずっと遠くの崖に全景を見るための展望台があるが、往復するのは大変そうで諦めた。
23/03/04 09:30:50
 戻りの途中で迂回してブロークン滝を見に行く。数年前の写真ではきれいに写っている滝だが、今は木が邪魔をしてよく見えない。アクセスの道はきれいに整備してあったが、これではちょっと寂しい。
23/03/04 09:47:04
 約1時間の歩きを終え、次のリード展望台へ車で移動する。リード展望台からは南に視界が広がり遠くまでよく見える。
23/03/04 10:11:04
 展望台から15分ほど歩いて、ザバルコニーズ(The Balconies)へ。断崖絶壁の上に突き出した平らな岩をバルコニーに見立てたもので、人気の写真スポットだ(った)。しかし、最近柵を作って上に乗れなくしてしまった。上に登れないことで面白さは半減している。
23/03/04 10:29:02
 ザバルコニーズに登れなかったので、近くの岩で代替の写真(笑)。ザバルコニーズは落ちたら確実に死ぬ絶壁だが、ここはケガする程度で死なない高さ。
23/03/04 10:43:50
 13時に出発し、ガンガン坂を下って平地に出た。最初のアララトで給油し、15時前にボーフォート(Beaufort)到着。アララトの方が大きな町で既に空腹だった。しかし、オーストラリアのフィッシュ&チップスにある食べ物でまだ食べていないメニューがボーフォートの店にあると妻がいうので、ボーフォートまで頑張ったのだ。
23/03/04 12:49:58
 これがどうしても食べたかったというディムシム(Dim Sim)。ひき肉にネギの入った中華味の小さなオーストラリア料理。広東の点心がオリジナルだ。
23/03/04 13:13:50
 チコロール(Chiko roll)は、野菜の揚げ春巻きのオーストラリア版か。
23/03/04 13:12:08
 メインはやっぱりフィッシュ&チップス。これがないと食べた気がしない。
23/03/04 13:16:32
 公園でフィッシュ&チップスなどを食べた後、すぐ近くのスーパーに入って買い出しをする。
 16時半にボーフォートを出て、グレンライオン(Glenlyon)には17時40分に到着。
 キャンプ場のすぐ近くに炭酸水の出る泉がある。ここの炭酸水も期待通りに美味しい。今日のキャンプ場はこの炭酸水の泉の為に選んだようなものだ。
23/03/04 15:46:26
 ミネラルたっぷりの炭酸水は、健康に非常に良いそうで、人体図でどこに効くのか解説までしてある。
23/03/04 15:51:54
 キャンプ場は、乗馬で人気の場所でもあり、馬がたくさんいた。馬場は別だがキャンプサイトにも来るようで、サイトに馬糞が多いのが玉にきず。野鳥や野生動物の姿もちらほらいる。
 夕食は、白ワインにベビーリーフ、サラミ、クリームチーズ、天然炭酸水。昼が遅かったのもあり、あまり食べられなかった。
 暗くなってから何やらけたたましい声が断続的に何度も聞こえる。鳥か動物かも定かでない声・・・、聞いたことがあるような気がして考えてしまうと眠れなくなる。さんざん悩んだ後、思い出した! 50年ほど前に短波放送で聞いていたラジオオーストラリアのオープニングに流れていたワライカワセミの声だ。YouTubeで確認すると懐かしいラジオオーストラリアの音声がそのまま上がっていてうれしくなる。うるさいなーと思っていた鳴き声も、正体が分かると子供の頃の記憶と相まって心地よく聞こえてしまう。オーストラリアの旅もキャンプは今夜で最後。最後に良い声を聞け、締めくくりにふさわしい夜となった。
23/03/04 20:25:22
« 28日目 ミルドゥーラ-オイエン-ワラックナビール-テイラーズレイク