今日から時計をまた1時間遅らせるので、日本との時差は12時間となる。これは残りの南極、そして下船地のアルゼンチンと同じ時間だ。ケープタウンとの時差はもう5時間だが、2週間で少しづつ時差をこなしてきたので時差ぼけはない。しかし、南に来たので日の出が朝3時20分。明るくなると目が覚めるので今日も早起きをしてしまった。
朝食は定刻の7時半。昨日いっぱい食べて飲んだので、朝は少し控えめ。

部屋に戻り外を見ると、白と黒の鳥が船と一緒に進むように飛んでいる。マダラフルマカモメ(Cape petrel)だ。サウスジョージアのセントアンドリュースベイで見たオオフルマカモメと同じくフルマカモメなので、カモメではなくミズナギドリの仲間だ。

今日も8時40分からサウナに行く。外気温が下がっているので、水風呂はなくても甲板に出るだけで体は一気に冷える。毎日入っているので慣れてきて気持ち良い。サウナに入っている時間も徐々に長くなってきた。
明日からの南極に備え、サウスジョージア上陸の前日と同じように持ち物のバイオセキュリティーチェック。続けてしなくても良いのにと思っていたら、サウスジョージアで汚れたズボンの泥を南極に上陸するまでに取るように言われてしまった。
本日のランチはスペイン料理。パエリャはなかったが、アロースコントマテという同じような炊き込みご飯があり、これがうまかった。そしてスペインなのでとまたワインをいただく。

デザートはバスクチーズケーキ。土台はなく、外側を黒く焦がしたのが特徴のチーズケーキだ。バスクのサンセバスチャンで考案された比較的新しいデザートだが、2020年頃に世界中で大流行したらしい。

もう一種類は、クレマ・カタラーナ(Crema Catalana)。こちらは伝統的なカタルーニャ地方のデザートだ。

食事中から流氷が増えてきていたので、食後は船首に行って流氷を眺める。これくらいの氷なら強引に進めるようだが、スピードは非常に遅くなってきた。

午後は船の操縦室=ブリッジの見学会があった。最新式の船なので基本的にはほぼ自動化されている。

操舵の席に座り、キャプテンの気分を楽しむ妻。

船の乗客人数をここで初めて知った。109人、クルーの129人よりもかなり少ない。このダイアナ号は最大乗客数が192人なので結構空きはあるようだ。人数の右にあるのが現在の海の状況。赤は氷におおわれている場所・・・上陸予定地のうち2か所は赤のなかなので、行けないのではないかと心配になった。

15時半にブリッジ見学が終わったので、そのままアフタヌーンティー。
そして17時にラウンジに移動し、ペンギンズバー。ナッティマティーニとテキーラサンライズをいただく。

カクテルを飲みながら17時半からの南極生活体験の話を聞く。サウスジョージアよりも活動範囲が広く、何度か遠征しているのが楽しそうだった。

そのままブリーフィングなのでカクテルをお代わり。今度は、ブラックルシアンとホワイトルシアン。ブラックルシアンはコーヒーリキュール(カルーア)とウォッカのカクテルで、ホワイトルシアンはブラックルシアンに生クリームを足して白くしたもの。どちらもかなり飲みやすいカクテルだった。

ブリーフィングでは、明日の午後順調ならばエレファント島に上陸するとのこと。海の状況によってはどうなるか分からないと行けなかった時の予防線を張るのはいつものことだが、島の周辺が全部真っ赤=氷に閉ざされていることを示す海図を操舵室で見ているので不安になる。
夕食の前菜はまずエビのセビッチェ。

もう一品はソフトクリスピーエッグ。オーストラリアのメルボルンで有名な卵料理。

スープは、ロブスターピスク。トリスタンダクーニャのロブスターがたくさん入っていて最高においしい!

いつもアラカルトメニューはサラダ2種類からの選択だが、それとは別にいつでも作れるよというメニューにシーザーサラダがある。今日のアラカルトのサラダが食指が動かず、初めてシーザーサラダにしてみた。まあ良くある普通のシーザーサラダだ。

妻の選んだのはカラメルライズドローステッドビートルートサラダ。ビートルート=ビーツがあまり好きでなかったので選ばなかった、味付けはこちらの方が好みだった。

メインは、チキンコルドンブルー(ハムチーズ包み鶏ロールカツ)。

もう一品はアンコウの海苔巻き。

デザートはパブロバ。見た目の可愛らしいオーストラリアのメレンゲ菓子。

もう一品はストロベリーアイスクリーム。

緯度が上がり、ますます日は長くなり、夕食が終わってもずっと明るい。眠くなるまで流氷を眺めて過ごす。