午後はホープ湾で上陸またはゾディアッククルーズの予定であったが、中々到着しない。ようやくアナウンス、ホープベイは氷が厚くて近づけなかったので、キネスコーブ(Kinnes cove)でゾディアッククルーズをすることになったという。
14時40分、吹雪の中でゾディアックボートに乗り込む。他の皆さんはゴーグルやフェイスガードをしているが、我々2人は今までと同じ格好。私は南極用にゴーグルを持ってきていたのに部屋に置いてきており、失敗だ。

幸いなことに10分ほど進み、氷の世界に入ってくると風は弱まり、雪も小降りになってきた。
まずはアイスバーグとシーアイスの違いを成り立ちや見た目から解説してもらう。
アイスバーグ(Iceberg)は、内陸部で積もった雪が圧縮して固まったもので、それが氷河として流され、長い年月をかけ海に出て、海に浮かんでいるもの。日本語で言うところの氷山だ。当然真水からできた氷なので透明度は高く、青い。

一方のシーアイス(Sea Ice)は、南極や北極の冷たい海が凍ったもの。海水でできており、通常は平坦な板状になっている。日本語では海氷だ。海水は沿岸に沿って凍ってゆき、その一部は岸から離れて漂流する。この漂流している氷が流氷であり、海氷の一部をなしている。
下の写真奥が氷山で手前の氷は海氷だ。

氷山や海氷の中を進むのも面白い体験だが、やはりペンギンを見ている方が楽しい。

次も氷山。

アデリーペンギン。

ペンギンは近づいても全く逃げない。

上部は平らだが、これも氷山。

約1時間でゾディアッククルーズは終了。最後にまた雪が強くなり、風も強まって、ずぶ濡れになってしまった。船は開けたところに停泊しているので、氷で覆われた場所よりも波が荒れるのはわかるが、雪まで強まるのにはまいった。
体が冷え切ったので、乗船後はすぐサウナに入って体を休める。
18時過ぎに再びペンギンズバー。ブラッディマリー(写真右、ウオッカベース)とイングリッシュマリー(写真左、ジンベース)。学生時代にジンとトマトジュースのカクテルを飲み、それがブラッディマリーだと教えられた。ずっとそう思っていたが、40年たって間違いに気づいてしまった。

18時半からのブリーフィングで、今日のコースが説明された。赤い丸は明日朝の予定であるゴーディン島。ゾディアッククルーズをしたのは右側の青の実線が鋭角にまがっている場所。アナウンスされていたかもしれないが聞き取っておらず、キネスコーブが南極半島側ではなくジョインビル島だったのをこの時初めて知った。青の実線の始点が朝上陸したデュブゼ岬で、しばらくは大陸側を南下し上陸できそうな場所を探したが、進めず断念して、方向転換したのだそう。明日は南極半島の北岸を西に進むが、訪問は半島ではなく、島が2か所らしい。

今日の夕食はビュッフェスタイルだ。テーマはアメリカ。
低温調理マグロ(Slow Baked Tuna)、ニューヨークステーキ(NY Stake)、スパイシーハニーグレーズチキン(Spicy Honey Glaze Chicken)、ベジタブルライス。

リヨネーゼポテト(Lyonnaise)、海鮮ジャンバラヤ(Jambalaya)。

ローストトマトスープ(Roasted Tomato Soup)。

2種類のチーズとサラダ各種盛り合わせ。

スパゲッティホワイトソース。

何を食べてもおいしく、ワインとともにお腹いっぱい食事を堪能した。
夕食がビュッフェの時のデザートは種類も多く、どれもおいしそう。

ルリジューズ(Religieuse)は、フランス語で「修道女」を意味する。、大小2つのシュークリームを重ねた古典的なフランス菓子。

ホワイトチョコレートムース。

チョコレートトリュフケーキ。

飲みすぎ食べ過ぎで、予定していた食後のペンギンズバーは中止。