朝から天気は悪く、南極の最終日なのに上陸できないのかと不安になる。
7時半からの朝食はいつものようにお粥がメイン。食事中に船は停船したが何も見えない。

部屋に戻り、ベランダから景色を見るが、吹雪の向こうにぼんやりと島影が浮かぶだけ。サウスシェトランド諸島のグリニッジ島に到着はしている。

8時半からグリニッジ島のヤンキーハーバー上陸の予定だったが、その時刻は過ぎる。
8時40分頃、風速が20m/sを超えており、上陸はもちろんのことゾディアッククルーズもできないとのアナウンスが入る。しかも、午後になってもこの天候が続く予報で、待機しても無駄だとの判断に至り、予定を早めて今からアルゼンチンに向かって出発するという。あまりにもあっけない南極滞在終了となった。分かっていたら昨日もっとペンギンとの別れを惜しんでいただろうに…。昨日は今日もあると思っていただけに、とても悔しいが、仕方ない。
急にすることがなくなってしまったが、まずはサウナに行く。前回の嵐ではサウナや外の温水ブールが閉鎖されたので、今が最後のチャンスかもしれないのだ。
サウナで体を温めて、そのまま外の温水プールに。外は寒いが非常に気持ちがいい。島影はもう見えない。先ほどベランダから見たのが南極の最後だったようだ。

サウナから戻るとベランダには雪が積もっている。

船が揺れだしたらもうお酒も楽しめないかもしれないので、昼前からラウンジに行き、ペンギンズバー。ピーチジュレ(黄色)とアイスバーグ(白濁)。アイスバーグ(氷山)というカクテルは、ウォッカベースが知られているが、ここではベースをウォッカかウゾを選ぶことが出来た。ウゾベースのヘレニックがおいしかったのでウゾを選んだところ、ウゾの特性で白濁し、より氷山ぽくなった。

12時からのランチ。メインは低温調理のローストビーフ。イギリスの家庭料理の定番であるコテージパイやフィッシュケーキ、カリースパイスライスなどもあり、テーマは英国のようだが、米国の定番デビルドエッグなども混じっている。

最後なので自重せずワインもどんどんいただく。

デザートはイギリスのパンプディングの一種であるチョコレートブレッドアンドバタープディング。

そしてイギリス発祥のトライフルをチョコレートベースにしたチョコレートトライフル。

ジャム・ローリー・ポーリーもイギリスの伝統的なデザートだ。

各自で写した動物や鳥の名前を専門家のスタッフが個別に教えてくれる時間を設けるというので、食後は写真の整理。その後、これまでに映した動物や鳥の名前を全部教えてもらった。

夕方になって揺れがひどくなり、横になるしかなくなる。ベッドに入るとそのまま寝てしまい、夕方のブリーフィングタイムは寝過ごして、夕食となる。
あまり食べていなかった食卓に置いてある焼きたてパンも楽しもうとディップをつけておいしくいただく。

前菜はサーモンパストラミ。サーモンの燻製で、絶品!

もう一品は、オックステールケイク(Oxtail Cake)。牛の尾を煮込んで作ったパテで、これも絶品!

スープは、ホットアンドサワースープ。キノコ、厚揚げ、麺の入った酸辣スープ。

サラダは、ミックスガーデングリーンサラダ。

もう一品は、ローステッドカリフラワーサラダ。ブドウや二十日大根も入っている。

メインは、カーブド・アンガス・ストリップロイン(Carved Angus Striploin)。昼に続いてのローストビーフだが、こちらの方が柔らかでおいしかった。

もう一品は、チキンシュニッツェル。オーストリア起源の料理だが、今はオーストラリアの定番料理として知られている。

海はどんど荒れてきたが、頑張ってデザートまで完食を目指す。

デザートは、ブラックフォレストクレームブリュレ。ブラックフォレストは、ドイツの黒い森地方の蒸留酒を効かせたケーキで、クレームブリュレにケーキを落とし込んでいる。

もう一品は、チキータバナナケーキ。上にはアイスクリームが乗っている。

今日参加しなかったブリーフィングの録画を部屋のテレビで見る。参加し損ねてもこれを見れば明日の行動は大丈夫。とはいえ、明日は一日船の中で、ブリーフィング自体に大した話はなし。波の高さが高いといわれても、もう戻るだけなので気にはならない。
そのあとスタッフが交代でそれぞれの専門の南極に関する話をすることが多いが、今日はクルーズ船にどれだけの食材を積んでいるかという話をしていた。今回のクルーズは3週間で、乗客109人、クルー129人となっている。ポテトやトマト400キロは分かるが、オレンジ400キロ、パイナップル350キロはちょっとびっくり。

ワインは540本積んでいたのだそう。一人約5本と言っているが、スタッフも結構飲んでいたようなw。