朝7時に起床し、7時半にホテルのレストランに行ったところ閉まっていた。本来なら7時半から開くはずで、朝食後8時の出発と言われていたのに…。昨日でラマダンが終わり、今日はイスラム歴の元日で休日だ。それに加え、ゾロアスター教起源のペルシャ暦の新年であるノウルーズが明日から。今年はたまたま2つの正月が重なっており、人々の祭り気分はいつもより高まっている様子・・・で、レストランのスタッフが来ないらしい。朝食は今から買ってくるから部屋で待っていてと言われてしまい、いったん部屋に戻る。
7時50分、外で買ってきたという朝食を部屋で食べる。キャビアがパンにのっているのは正月だからか。お菓子はノウルーズと書かれたチョコ菓子だ。

予定より20分遅れ、8時20分に出発する。トルクメナバートからマリまでの高速道路は来月開通するとのことで、昨日はほぼ完成した高速道路を見ながら古い傷んだ道を走ってきた。しかし、ここから先は2024年に開通している。マリーを出たところからはきれいな高速道路で車はぶっ飛ばす。道が良くなっても景色はさほど変わらない。昨日同様ラクダがいたり、羊がいたり。

ソ連時代の大規模灌漑農業で小麦や綿花の栽培が盛んになったトルクメニスタンだったが、その結果塩害が広範囲に発生して今では農業が難しくなってしまった土地が多い。道路脇にも何本かの水路が見られたが、その周りには塩が堆積していた。

途中2度の休憩をはさんで首都アシガバートに着いたのは11時40分。約350キロを3時間20分なので、休憩時間を入れても平均100キロ以上の速度で進んだことになる。
街の北にある長距離乗り合いタクシー乗場にまず到着。ドライバーのレバさんとはここでお別れ。彼は今から客を乗せ、トルクメナバートに戻るのだそう。我々はここで車を乗り換え、新しい車で再出発だ。
アシガバートでは車の色は白またはシルバーと決められている。ほとんどの車が白なので駐車場で探すのが難しそう。

11時50分、市街に向けて再出発。世界で一番大きな鳥が遠くからずっと見えている。アシガバート空港だ。

空港へ行く道の分岐にあるのはアシガバート噴水のモニュメント。

金色に輝く建物はカラクムホテル。

ステート・ショッピング・センター・ガリスタンは、通称ロシアンバザールと呼ばれるトルクメニスタンで一番有名な市場だ。売っているものはウズベキスタン・ブハラの市場と大体同じ。ここでも色々試食させてくれる。

ガイドがいるので妻は色々と質問をしながら市場を見ていた。

昼食は市場の中のレストラン。飲み物はアイラン。

昨日の昼にも食べたウナシュ。

ブレックスズメ(ペリメニ)

カクマチバトゥルマ。カクマチは乾燥肉。バトゥルマは浸すという意味。

ドネルラバシュリー。ドネルケバブをラバッシュ(薄いパン)で巻いたもの。

またまたお腹いっぱいになった。
世界文学と科学に消えない足跡を残したトルクメンの賢者ユスフ・バラサグンの像を見て、アシガバートから西に向かう。

キプチャクに到着。ここにはトルクメニスタン初代大統領サパルムラトアタエヴィチニヤゾフの霊廟(右)と中央アジア最大のモスクであるトルクメンバシルヒモスク(左)が並んでいる。

サパルムラトアタエヴィチニヤゾフの霊廟内部。サパルムラトアタエヴィチニヤゾフの棺が中央で、その周りは家族。

トルクメンバシルヒモスクは中央アジア最大のモスクとして2004年に完成した。1万人収容可能なモスク内部は非常に広い。

モスク訪問を終え、ニサに移動する。ニサは、アシガバート郊外に残るパルティア王国時代の都市遺跡で2007年に世界遺産登録されている。
1993年に訪れたときは単なる泥の山だったのにきれいに修復されており、びっくり。

内部に入ると真新しい街並みになっている。これは修復ではなく、再建だ。

まだ修復されていない場所になると昔の記憶が蘇る。

ニサを出て、次はギンディバルへ。テレビ塔(211メートル)とマグティムグル・ピラギ像。マグティムグル・ピラギは18世紀の詩人。

シルクロードの記念碑

アシガバードに戻ってきて、まずは官庁街を進む。
メジリスレル・メルケズィ会議センター。

アレム文化娯楽施設。96メートルの高さを誇る建物で、丸い部分は直径57メートルの大観覧車。

高さ185メートルの憲法記念碑。

すべての国の国旗の並ぶ広場。

アシガバート永世中立国宣言広場。

カルチャーセンター

各国首脳が植樹した木。日本は2015年に当時の安倍首相が植樹していた。

トルクメニスタン独立記念塔は、2001年にトルクメニスタンの独立10周年を記念し建てられた。

トルクメニスタン独立記念塔周辺にはたくさんの銅像が設置されている。

初代大統領サパルムラトアタエヴィチニヤゾフの銅像。

ショッピングセンター。ここのスーパーでグタプ作りの実演をしているというので見に行く。

レーニン像。

18時過ぎにレストランに入る。
左がドゥイェチャール。昨夜の店にはなかったラクダ乳酒だ。右はスズメチャール、昨夜と同じ牛乳のチャールだ。

チャパンサラト

トイパラウ。セットでトマトのサラダも付いてきた。

テフテルチョルバ。肉団子のスープ。

トイチョルバ

ユムルトガリブレック。ブレックは水餃子、ユムルトガ=卵なのでユムルトガリブレックは「卵入りの水餃子」。なんと生の卵液を包んで茹でている。

ゴクグタプ。ほうれん草たっぷりのグタプ。

19時半頃に食事を終え、夜景を見に行く。
ベルディムハメドフ第2代大統領をたたえる黄金騎馬像。

ユルドゥズ・ホテルは、ドバイ最高ホテルのレプリカ。

ライトアップされたウェディングパレスは刻々と色を変えていく。

丘の上から見た夜景。

本日も充実した一日で、ホテルにチェックインしたのは20時20分。
夕食の時に食べきれなかったグバダグフィッチ。トルクメニスタンの国民食フィッチは、肉包みパイ。グバダグは地名。食べきれないのでテイクアウトにしてホテルに持って帰った。明日朝食べようかと思ったが、熱いうちの方がおいしそうなので、夜のうちに少し食べてみる。非常においしい肉パイだ。