4時前にベイネイ到着。まだ暗いが、ここが30分以上停まる最初の駅だ。ウズベキスタンからロシアに続く幹線にここで合流する。ウズベキスタン方面に行く人はここで乗り換えなので乗り降りも多い。トルクメニスタンからモスクワに向かっていた30数年前にここでウズベキスタンの通貨を使い切りたくて走り回った思い出のある駅だ。妻はホームで体操していた。
明るくなって景色を眺めが、荒涼とした風景がずっと続いている。

8時頃、隣のおじさんが朝食を分けてくれた。カザフカザフスタンの長距離列車では昔からこうだった。食料は持っているといっても食べろ食べろと言われる経験が何度もあるのを懐かしく思い出す。まだ食欲はないままだが、少しづつ食べてみる。食べ物がおいしく感じられたのは久しぶりかも。

マンギスタウ州を抜け、アティラウ州に入る。
8時半頃クルサリに停車。乗り降りは意外に多い。ここは15分だけの停車なので駅からは出ず、ホームに降りただけ。

乾燥した大地が続く。湖があると思ったら、水はなく、塩が広がっている。

10時20分頃、マカトに到着。州都アティラウを通ってロシアに向かう線とアクトベ州方面に続く線の分岐駅で、40分停車する。駅前には商店が並び、皆さんそこに殺到する。昼食時間前最後の停車駅なので、食料を調達するのだ。

駅前にはラクダの隊商モニュメント。

時間があるので、駅近くのモスクや商店も見てみる。モニュメントも色々あって楽しいところだ。

商店でプロフを購入し、昼食にする。

まだ私は油っぽいものにトライする勇気なく、プロフは一口食べただけ。
しばらくしたら、朝食を分けてくれたおじさんが再び私たちのために昼食を用意してくれた。せっかくなので頑張って食べてみる。ピロシキ、サラミと油ものだが、もう食べて大丈夫なよう。

13時前にムクル停車。停車時間は2分なのでホームに降りるのもダメだった。民家が近く面白そうな駅だったので残念。

13時45分、サグズに停車。ここがアティラウ州最後の町だ。もう食事も終わった時間で皆さんのんびりしている。

マカトよりも栄えた駅前で商店の数も多いが、駅の外まで来ている人もほとんどいない。

ホーム前に並ぶ店もマカトと違って露店で、客も少ない。

州境を超えると茶色だった景色に緑が混ざりだす。馬やヤギなどの家畜も時々見かけるようになった。

アクトベ州最初の駅はノガイティ。小さな町だ。4分停車だが、下車不可。5分からはOKだそう。

町はずれには墓地があることが多い。

カラウルゲイティも停車時間が短く下車できず。

給水塔。

景色を見つつPC作業をする妻。新型車両で各席にコンセントがある。予約が遅かったので我々は2人とも人気のないベッド上段だが、下の人が途中で降りたので心置きなく下段も使えた。

昼間は行商のおばさんも時々回ってくる。

草野丈が伸び、林も見えるようになってきた。

19時10分、カンディアガシュ到着。この駅でアルマトイ方面からモスクワに行く幹線と交差する。2007年には妻とアルマトイからモスクワまで列車に乗ったので、来たことのあるはずの駅。

駅から出たものの、雨が降ったのか地面がどろどろで遠くにはいかず。

皆さんここで夕食を仕入れるので、どの店も大繁盛だ。私は食欲がないので何も選ばず。妻も目新しいものがないと何も買わず。

妻は食堂車を見に行く。メニューを見る限り値段は高くない。私がちゃんと食べられるようになったら一緒に行こうと、食べずに戻ってきた。

夕食は昼に残したプロフと新しくいただいたベシュパルマク。少なめだがおいしく食べられるようになってきた。

夕食後は、さっさと横になる。夜間にも長時間停車する駅はあり、人の乗り降りで目覚めたりするが、下車はしなかった。