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2025カナダ、アラスカ

カナダは、バンクーバーから北極海へ
アラスカはアメリカ50州ドライブ49州目

2025年06月14日(Sat)

5日目 スチュワート-ハイダー-スチュワート-イスカット-ジャイドシティー

 寝たのは遅かったが、早朝から目覚めてしまう。目の前の湖には全く波がなく、鏡のよう。
25/06/14 21:20:04
 最初は朝食を済ませてから出るつもりだったが、妻が寒い寒いというので、そのまま出発することに。
25/06/14 21:20:22
 5時40分にキャンプ場を出発し、10分ほどでスチュワートに着く。ここでも木彫りのクマのお出迎えだ。
25/06/14 21:52:54
 スチュワートは、カナダ最北の不凍港で、20世紀初頭には金や銀の積出港として栄えた。しかし、栄えたのは一時だけで、現在は古き時代の建物やアラスカ州ハイダーへの拠点となる小さな自治体で、人口は500人ほどしかいない。
25/06/14 22:00:12
 昨日動き過ぎた妻はまた足の痛みがぶり返してしまい、今日は歩くのも自重するという。ひとりで町を一通り散策してきてもまだ朝の6時過ぎ。国境を越えるにはまだ早過ぎるので、またひとりで今度は湿原のボードウォークを歩く。
25/06/14 22:18:12
 6時半頃に出発。フィヨルドの景色の良いところで朝食と思っていたが、景色の良い駐車場がなく、何度か泊まって写真を撮りながら進む。
25/06/14 22:32:40
 6時45分、米国アラスカ州との国境に到着だ。ここはアメリカ側のイミグレーションはなく、カナダ側も朝7時から。ただ24時間国境は開いており、イミグレーションの閉まっている時間に通過する場合は、電話での報告を求められている。カナダ側に戻る時は7時を過ぎているはずなので、その時で良いだろうと思い、そのまま手続きなしに国境を越えた。米国ドライブ49州目のアラスカ州!
25/06/14 22:45:46
 カナダ・アラスカ国境で最も南に位置するのが、このハイダー・スチュワート国境だ。ハイダーも金や銀の積出港として20世紀初頭に栄えたが、1950年代にはすべての鉱山が閉鎖され、寂れた。2020年の国勢調査では人口48人。陸路は元々カナダのスチュワートにしか繋がっておらず、フェリーも1990年代に廃止された。住民は国内のどこに行くにも一旦カナダに出ないといけない陸の孤島となっているのだ。ただ、カナダから車で行ける一番近いアラスカであることから年間10万人もの人が訪れる観光地となっているのだそう。
 ここハイダーでもクマがお出迎えだ。
25/06/14 22:50:44
 人口48人の集落なので、車で走るとあっという間に終わってしまう。ここの川では高確率で熊に会えるというので行ってみたが見当たらず。最後にフィヨルドに突き出た水上飛行機の発着場で少しのんびり。ここには週に2度、郵便物を運んで水上飛行機が来るのだそう。
25/06/14 23:05:28
 30分にも満たない滞在で、最初のアラスカ訪問は終わった。7時を過ぎたのでイミグレーションは開いていた。車から降りる必要はなく、いくつか質問をされただけで、無事に再入国完了。アメリカはマイル制でカナダはキロ制なので、その違いを喚起する看板が国境にあった。しかし、アメリカ側にはレンタカー屋はないし、他から車を運ぶ方法もない。住民以外は皆がカナダから行って戻ってきているのに必要だろうか? アメリカ側に欲しかったところだ。
25/06/14 23:18:54
 国境から一気にベアー氷河の展望台まで戻った。朝は日が当たっており、昨日よりもさらに美しく、迫力がある。ここでようやく朝食。
25/06/15 00:02:06
 メジアディンジャンクションで給油。1.72ドル(200円)/リットルとガソリンはだいぶ高くなってきている。ここまでが往復同じ道のサイドトリップで、ここから再びハイウェイ37号線を北上する。足が痛いといっていた妻も運転は大丈夫と何度か変わってれたこともあり、どんどん進んでいく。
25/06/15 01:23:56
 朝から快晴だったのに、一気に曇ってしまい、残念。
25/06/15 02:09:00
 イスカットでランチ休憩。イスカットはファーストネーション(先住民)の土地で、人々は皆さん先住民。特有の食べ物があるかと期待したが、レストランの食べ物は普通のカナディアンだ。一旦出てスーパーを見るがそちらにもこれといったものがない。レストランに戻り食べたのはカナダ名物プティーン。
25/06/15 04:21:58
 妻は厨房に入れてもらい、作り方を見せてもらっていた。
25/06/15 04:44:40
 15時半、ジャイドシティーの手前の森にあるグランピング施設に到着する。本日の走行は520キロ。
 到着時間を知らせていなかったにもかかわらず、薪ストーブでテントを温めてくれていた。到着時には無人だったが、ウェルカムボードと共に説明が置いてあり、気遣いの感じられる素晴らしい宿。
25/06/15 07:34:58
 固定テント内は広くてキッチンまで付いている。ただし、ここは電気も水道も携帯電波も来ていない森の中、自然を楽しむグランピング施設なのだ。水はクリークの上流から引いた水が貯めてあり、飲むときは沸かすシステム。トイレはコンポストトイレが、別の場所に建ててある。
25/06/15 07:38:04
 風呂は薪ストーブで沸かす絶景の露天風呂だ。こちらも火は付いていたが、まだ冷たかったので薪を追加。しばらくして宿を経営するお姉さんがやって来て、色々と説明してくれた。明日は昼までいて良いというので、ギリギリまで滞在し、この宿を満喫することにする。
 風呂は熱くなるまで2時間かかるといわれたが、実際には3時間かかった。18時半、ようやく風呂は熱くなり、露天風呂を楽しんだ
25/06/15 10:36:26
 夕食は、オーナー手作りのローズマリーガーリック岩塩パン、フィッシュシチュー、目玉焼き。料理が趣味で、初日だけサービスで出してくれる夕食というだけあって、非常に美味しい。こんな良いところならお酒も欲しかったなーとは思うが、ないので、飲み物はオレンジティー。
25/06/15 12:44:12
 夕食が終わったのは21時過ぎ。0時過ぎでも明るかった昨夜よりもずっと北に来ているので、今日は何時まで明るいのか起きていたいところだが、寝不足なので早目に就寝。暗くならないので、枕元にはアイマスクが用意されていた。
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