昨夜寝たのが遅いので、寝坊。軽く朝食をとり出発したのは10時前。テントを張っていた場所から道路に出るところが登り坂で、浮石の多い未舗装道だったので、初めて試しで4輪駆動にしてみる。あっさり登れたが、その効果は良く分からない。
ハイウェイに出てからはひたすらアラスカ第一の都市アンカレッジに向かう。

昼前にアンカレッジ到着。今回の旅で初めての都会だ。路上のパーキングはどこもコイン式で有料なのに空きが見つからず、同じ道をうろうろする。

結局、中心部では駐車できず、徐行しながらいくつかの写真を撮ったのみ。

昨夜のチキンなどがまだ残っているので、レストランではなく、手持ちの食料で昼食を済ませたい。中心部では車を停められず、郊外のリンアリーパークに行く。ここは無料駐車ができ、テーブルセットなどもあった。しかし、人が多く、食事はし難い。トレイルがあり、海まで歩いてみた。どんよりとした厚い雲の下で干潟がずっと広がり、水面は遠かった。水平線の方だけ雲が切れ、雪山が見えていた。

公園を離れ、アンカレッジ空港のそばにあるフッド湖に移動。フッド湖は水上飛行機の発着所になっている。水上飛行機の発着を見ながら湖畔でランチ。

次々と水上を滑走し、飛び立つ飛行機を見るのは、意外に楽しい。

食事の後、車に乗って移動始めたところで、道路の逆側に飛行機がやって来た。飛行機の翼が完全にこちら車線にはみ出しているが、すれ違いルールが分からないので、とりあえず車を停止させる。

翼が車にかからないとパイロットが判断したようで、車線はお互いそのままですれ違う。翼が完全に車の上を通過するなんて経験ができるとはびっくりだ。

別の場所からまた飛行機が飛び立つのを見学する。すれ違った飛行機は水陸両用のようだが、車輪のない水上専用飛行機も多いのだ。

隣のスペナード湖に移動する。こちらは湖畔にもたくさんの水上飛行機が並んでいる。

14時50分、本日の宿に到着。今日は個人のアパートの一室を借りるホームステイだ。キッチンが使え、米や調味料を使って良いということなので、スーパに行って買い出し。
アジア人の多い地区のようで、スーパーはアジア系食材が豊富だった。久しぶりに野菜が色々あったので、野菜をたくさん買い込む。
17時半に宿に戻った。本日の走行は193キロ。
ホストはタイ人で、米はもち米、調味料もアジアン。野菜はトムヤムクンペースト炒めとオイスターソース炒めの2種類に。美味かったー。

出発前に計画を立てて、宿を予約してあったのはここアンカレッジまで。妻のケガで来れるかどうか分からなくなった時点で予約作業を中断し、そのままここまで来ている。妻のケガもほぼ良くなり、大丈夫という前提で、ここでは後半の計画を色々考えた。とりあえず明日テントを張れそうな場所をチェックし、明後日の宿の予約を入れたらもう0時を回っている。最近は寝る時間もずっと明るいので、寝るのがついつい遅くなってしまう。