今日は朝から快晴。朝食をとり、8時半に出発する。
グランドキャッシュの入口辺りで、キツネを見た。
町を通り過ぎたところにあるグランドキャッシュ湖で休憩。湖畔にはカモがたくさんいたが、近づいたら湖上に逃げてしまった。

11時、ヒントンに到着。給油した後、ビーバーのいることで知られるビーバーボードウォークを訪れる。ビーバーの住む湖畔に木道が整備されており、あちらこちらにビーバーダムやビーバーの家がある。写真はビーバーダム。

30分ほど歩くも、ビーバーには会えずあきらめて帰ろうかと思ったところで、遠くにビーバーらしき動物が見えた。しばらく見ていると一直線に私の方に向かってくる。

目の前までまっすぐに来て、木道くぐって、進んでいく。ビーバーが見れた!と思ったが、しっぽがビーバーテイルの形をしていない。子供だから?

木道をくぐった後もずっと姿を見せてくれておりかわいい。

ビーバーを見ることができてよかったと思いながら、住処やダムなどの説明を読んでいて、見たのがマスクラットという動物だということを知る。ビーバーのいとこのような動物であり、ビーバーと同じ環境に住み、時には食べ物や住居をシェアするのだという。案内版でビーバーのいとことあったので、かなり近い種だと思っていたが、後で調べるとビーバーはげっ歯目ビーバー科、マスクラットはラットげっ歯目ネズミ科。同じげっ歯目とはいえ、ネズミの仲間だった。

この後、スーパーを2軒はしごし、3日分の買い出し。13時55分にヒントンを出発。町を出るとすぐにジャスパー国立公園となる。通常なら入り口で入場料を払うのだが、今夏は無料なので、そのまま進む。山と湖が美しいハイウェイをどんどんと登っていく。
途中渋滞をしているなと思ったら、マウンテンゴートがたくさんいた。

ロッシュミエットのビューポイントで一休み。正面に見える三角形の山は、ピラミッド山で高さは2766メートル。

14時半、遅くなったがここで昼食にする。メインの肉は、メープルベーコンフルラックポークバックリブ(maple bacon full rack pork back ribs)。豚肉(pork)の背中側(back)の肋骨(ribs)フルサイズをメープルベーコンバーベキューソースで味付けしたもの。メープルシロップの甘みのある濃厚でおいしい肉でした。白いのはポテトサラダで、飲み物はオレンジジュース。

15時半に再出発。しばらくしてジャスパーの町に入った。ビジターセンターに行きたくて町の中心部まで行ったが、人と車だらけで、車を停める場所が全くない。あきらめて先に進むことにした。
町を出たところでエルクがたくさんいた。欧州ではヘラジカのことをエルクというが、北米でエルクというのはワピチという鹿を指す。トナカイよりも大きく、北米ではベラジカに次いで大きな鹿だそう。その大きさに初めて見た欧州人がヘラジカと間違えてエルクと呼び出したのが今も続いて、北米でエルクと言えばこのワピチを指すのだという。

ジャスパーの郊外にも国立公園の料金所があった。無料なのでここも通過できるが、ビジターセンターに行けなかったので、わざわざ停まって、ナショナルパークの地図をもらった。
最初のうちはまっすぐな道が続くが、だんだん山が近づいて、道はくねりだす。

アサバスカ滝はジャスパーに来た観光客のほとんどが立ち寄る有名な滝だ。落差約24m、幅約18mだそうだが、水量が多いためか、迫力があり、もっと大きな滝に見える。

サンワプタ滝への分岐にあるロッジにトーテムポールがあったので、少しだけストップ。

そしてサンワプタ滝へ。こちらは落差18m、幅9mと少し小ぶり。

さらに2か所ほどビューポイントにストップした後、17時半に本日の宿であるビューティークリークウィルダネスホステルに到着した。本日の走行は367キロ。
ウィルダネスの名の通り、大自然に囲まれたホステルで、水道はなく、電気も自家ソーラ。携帯の電波はなく、インターネットはできない。まさに自然を楽しむためのホステルだ。

荷物を置いたら、コーヒーを淹れ、川べりで雪山を見ながら、コーヒータイム。

水道がないので当然シャワーもない。なので川で水浴びをする。

ケガのケアも仕方がないので川の水。もっとも最後はドリンキングウォーターを使っている。

夕食はポークソーセージのバーベキュー。

ガスコンロもあるので普通の炊事もできるので、主食はスパゲティー。

夕食後は焚火を囲んでスモア大会。スモアは、焼いたマシュマロとチョコレートをクラッカーやビスケットで挟んだお菓子で、カナダではキャンプの定番デザートだ。

各自でマシュマロを好みの焼き加減で焼いて、自分で挟んで食べる。

夕焼けの時刻に少し川べりを散歩。

夕食でお腹いっぱいだったが、最初の出来に納得がいかず、結局3回トライし、やっと良い感じがつかめた。スモアの語源は、Some more =さらにもう少し。ついついお代わりが欲しくなり、サムモアということからつけられた名前なのだ。なのでどんどんお代わりを勧められるが、一つでも十分なカロリーがあり、そうは食べられない。。

みなと色々な話ができ、楽しいひと時だった。