早朝に少し散歩。びっしりと雲が出ているが、遠くの雪山の方だけ青空がのぞいていた。

朝食をとり、出発準備をしているうちに雲は消え、気持ちの良い快晴となる。9時過ぎに出発。
10分もしないうちにスタットフィールド氷河のビューポイントに到着する。青空の下の白い氷河は本当に美しい。この氷河はジャスパー国立公園のハイライトであるコロンビア大氷原の一部である。

ジャスパーからレイクルイーズを結ぶハイウェイ93号線は、アイスフィールドパークウェイとよばれる人気ナンバーワンのドライブコースとなっている。その中でも一番標高が高い場所が続くのがこの辺りで、美しい風景がずっと続いている。

アサバスカ氷河方面に分岐。アサバスカ氷河もコロンビア大氷原から流れ出す氷河の一つ。この氷河は、125年間で1500メートルも氷河の先端が後退しており、道路沿いには過去の氷河末端の場所にその年代を示す標識が建てられている。

9時40分、駐車場に到着。ここからは歩いて氷河に向かう。この氷河はその上を歩けることで知られており、歩く気満々だったのだが、最後のところで川が流れており、その先には進めなくなっている。手前にう回路はあったが、そちらはガイドなしでの侵入が禁止。うーん、氷河までたどり着けなかった~。

そうはいっても氷河は本当にきれいだった。

しばらく見ていると氷河の上にバスが現れた。ツアーならこのバスでかなり上まで行けるのだろう。

上るときは一生懸命であまり意識していなかったが、緑の少ない道だ。写真の真ん中あたりが駐車場。

駐車場から車でハイウェイに戻り、少し戻ってビジターセンターに立ち寄る。駐車場から建物入り口まで結構上らされるが、入り口付近からはアサバスカ氷河(左)などいくつもの氷河が見える。

ビジターセンター内はツアーに申し込む人でごった返していた。あまりゆっくりする場所はなく、11時10分に再出発。走り出してすぐにサンワプタ峠がある。標高2035mの峠はアイスフィールドパークウェイで2番目に高い地点であり、国立公園の分岐でもある。ここでジャスパー国立公園が終わり、バンフ国立公園が始まる。
11時20分、パンサーフォールズに到着。駐車場付近からは木立の間でよくは見えない。

続いて嘆きの壁へ。岩肌から流れ落ちる滝の流れが「泣いている」ように見えるから嘆きの壁だそう。

12時過ぎにウォーターフォウルレイクスキャンプ場に到着する。本日の走行は89キロのみ。
ウォーターフォウルレイクは上下に分断されているのでレイクスと複数形となり、2つの湖を結ぶ川沿いにあるのがウォーターフォウルレイクスキャンプ場だ。川沿いのサイトは連泊する人々で埋まっていたが、まずまず良いサイトに入ることができた。

そしてまずは昼食。ずっと山の中なので買い出しできておらずこれまでと同じものだが、その分種類は多く、昼からたくさん食べた。

疲れたので休むという妻を残し、私は一人でトレッキングに出かけることにする。トレイルの出発点はキャンプ場内から対岸に渡るつり橋。

橋を渡るとしばらくは平坦な林の中を歩く。動物の気配がなく、しーんとした森だ。

道はだんだん険しくなり、急流となっている川沿いをどんどん上っていく。

出発して約1時間半。目的地のサークレイクに到着。途中すれ違ったのは2組だけで、ここにも全く人はおらず、静かだ。ゆっくりしたかったが、思ったよりも遠くて時間がかかってしまった。妻が心配するといけないので、急いで戻る。

後で調べたところ、往復で9キロ、コースタイム2時間50分のトレイルだった。帰路はかなり急いだつもりだったが、所要時間はコースタイムと同じ2時間50分。
焚火をしながらの夕食ダイム。

昨日スモアに誘ってくれたおじさんから余ったスモア3点セット(マシュマロ、チョコ、ビスケット)をもらっていたので、本日も食後はスモア。

マシュマロをあぶる鉄の棒はなかったので、木の枝の先を削って使ってみたが、鉄よりも使いやすい。やり方もわかってきたので、今日は最初からうまくできた。
