朝は予想以上に冷え込んで、寒かった。朝食を済ませ、9時過ぎに出発する。昨日のウィルコックス峠がこの道で一番標高が高いと思っていたが、それはジャスパー側のことだったようで、バンフ側のボウ峠は標高2067メートルで、こちらの方が若干高いのだった。この高さだと氷河は間近に見える。

峠を越えて少し脇道に入るとボウ湖に出る。非常に美しい湖で、ここからずっとトレイルも伸びている。

ハイウェイに戻り、もう一か所のボウ湖展望台に立ち寄って、さらに進むと前方に美しい氷河が見えてきた。クロウフット氷河だ。

クロウフット氷河の展望台はハイウェイ沿いなのに、非常に氷河が見やすくて、迫力があった。

ヘクター湖のビューポイントを経由し、ハイウェイ1号線と合流するレイクルイーズまでが、アイスフィールドパークウェイ。ここでカナディアンロッキードライブのハイライトは終了だ。
少し遠回りになるが、レイクルイーズのビジターセンターに立ち寄る。ここは資料が多く、展示物も充実していた。ガソリンは半分以上残っていたが、ここからはだんだん高くなっていくばかりだそうなので、給油。
レイクルイーズ出発は11時5分。ハイウェイ1号線に入る。久しぶりの幹線ハイウェイで、車の流れが非常に速い。まだまだ景色が良くのんびり走りたいのもあり、中々流れに乗れない。
10分ほど走って、州境を越える。ここからブリティッシュコロンビア州だ。またこの州境が国立公園の境界にもなっており、ここからはヨーホー国立公園でもある。ロウワースパイラルトンネルビューポイントで一休み。ここはカナダ横断鉄道の最難所で、建設同時の苦労の様子を示す展示がいくつかあった。ここでは2ヶ所のループトンネルを使って線路の高度を上げている。そのループトンネルの一つの出口がここから見えている。

11時半頃にヨーホー国立公園のビジターセンターに到着。展示物は少なく、一休みしただけで出発。エメラルド湖に行く道に入り、ナチュラルブリッジでストップ。歩いて自然でできた橋を見学。

良い場所があれば川を見ながら食事をしたかったが、人が多過ぎてのんびり座れる場所がない。仕方なく車内で昼食をとった。
ハイウェイに戻り、さらに20分ほど走り、今度はファエーダー湖に立ち寄った。きれいな湖で、人も少なく、テーブルセットもある。ここでのんびりコーヒータイム。

14時半に再出発し、国立公園を抜けた。
15時、ゴールデンのビジターセンター到着。大きくてきれいなビジターセンターに生まれ変わりつつあるところで、現在はプレハブの資料置き場がメインだった。

スーパーで買い出しをし、16時に本日の宿であるホステルにチェックイン。本日の走行は150キロだった。
キッチンやリビングが非常に広くてきれいなホステルだ。

久しぶりのホットシャワーを浴びて、大洗濯。
20時頃に夕食をとる。

そして今日もデザートにスモア。電子レンジで作る方法があり、作ると結構うまくできた。でもスモアの醍醐味は、焚火を囲んで自分でゆっくり焼く時間を楽しむことなのだ。おいしいが楽しくはないので、味気ない。
