朝から快晴で冷え込んだこともあり、まず火をつける。テント生活は今日で最後。スモアの材料がまだ余っているので、朝から食後はスモアを楽しむ。

最後なのでテントや寝袋を乾かし、出発準備。ゆっくりしていたら鳥が遊びに来た。ステラーカケスだ。

昼食まで済ませ、12時20分に出発する。1時間ほど走り、マウントレベルストーク国立公園へ。標高500メートルに満たないレベルストークの町から標高1920メートルにまで一気に登る山岳道路がこの公園の見どころだ。
途中何か所かビューポイントがあり、立ち寄っていく。眼下に見えているのはレベルストークの町とコロンビア川。
頂上付近、標高1800メートルあたりが高原状になっており、一般車はそこの駐車場まで。車を停め、歩いてビューポイントに行くが、少々木が邪魔だ。
別のビューポイントにも歩いて行ったが、こちらも木々の間からの景色である。
車道の終点まであと一キロでそちらの方には行かなかったが、車に戻って休みながら見ているとそちらに向かって歩く人の方が多い。もう一度行こうかと迷ったが、予定時間は過ぎているので戻ることにする。
一気に下って、再びハイウェイ1号を西に向かう。次にストップしたのは、ザラーストスパイク。19世紀のカナダ横断鉄道建設において、線路の全通の為の最後のレールを止めるためのスパイクを打った場所だ。

モニュメントの前にいるとちょうど横断鉄道の列車がやってきた。

シカマスでハイウェイ1号を離れ、州道に入る。この辺りは氷河由来と思われる細長い湖が多く、州道からの眺めが良い。
走行中、タイヤの空気圧が一輪だけ減っていることに気づく。エンダービーの町で給油したときに空気を入れようと思ったら有料。今まで日本を含めほかの国で有料だった経験はない。とりあえず今のところは走行に問題はないのでもう少し走って次のガソリンスタンドへ移動する。しかし、今度も有料だ、カナダはどこも有料というなら仕方ないので払おうかと思ったが、ネットで調べると無料の店も多々あるらしい。無料の店のマップまで出てきて、泊まる先にあることが分かり、進んでしまうことにする。
18時にバーノンの町に到着。妻が食べたい料理があると見つけていたレストランに直行するも、なぜか臨時で休業中。そのまま近くの大きなスーパーマーケットに移動。スティールヘッドという巨大なニジマスがうまそうだったので、宿で料理することに。
18時45分、宿に到着。本日の走行は261キロだった。チェックインに苦労する変なホステルだが、きれいで新しく、また他の人がいないので、入ってしまえば居心地最高の宿だった。
夕食は、ニジマスのソテー。すごくおいしい。

大きな魚だったので、フィッシュスープにもなってくれた。
