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2023-24年地中海»5日目 スース
2023年12月15日(Fri)
5日目 スース
出発して5日目にしてようやく移動なしでのんびりできる一日だ。まずはキャッシング。空港で引き出した現金はまだあるが、今日が締日なので、どうせするなら今日の方が利息が安くなるのだ。
次に明日のための切符を購入する。チュニジアの列車は予約が必要で公式サイトでできるとインターネットには書いてあったが、公式サイトに予約する場所はなかった。しかたないので直接駅へ。無事明日の切符は買えたが、指定席ではなく、事前に買う必要はなさそうな感じではあった。
朝食は昨日の夕食と同じラブラビ。朝はこれが定番のようで他に見つからなかったのだ。知っていれば選択肢の色々あった昨夕は別のものを食べたのに…。でも好きなので少々続いてもうれしいくらいだ。
新市街をプラプラ歩いてビーチに出る。スースは欧州人に人気のビーチリゾートでもある。寒い今の時期は海岸沿いのリゾートホテルが格安で泊まれるので、宿をどうするか少し迷ったが、オフシーズンのビーチより、世界遺産のメディナで泊まる方がおもしろそうなので、今の宿を選んでいる。
ビーチの端に立っていたおじさんは、お茶屋さんで、昨日も飲んだナッツ入りのミントティーを売っている。昨日の店のナッツはアーモンドだけだったが、ここは5種類も用意されている。昨日はティーがポットなので、ある程度の量があったが、今日は紙カップで売っている。カップの中は上までナッツを入れるので、ナッツ入りのお茶というよりも、お茶に浸かったナッツだ。
街路樹はナツメヤシが多く、実がたわわに実っている。真っ青な空にヤシの木を見上げると、南国に来たなと嬉しくなる。
メディナに戻ると、広場の奥のグランドモスクが一番目立っている。
入場料を払ってグランドモスクの中に入る。見学できるのは中庭と回廊部分だけ。礼拝室には入れず、ちょっとがっかり。きれいだがこれなら外観だけでも良かったかなと思う。
公園で実っていたオレンジがすごく美味しそう。見ていたら落ちてきたのでいくつか拾って持って帰る。
グランドモスクの近くリバトという要塞があり、ここも見どころの一つだ。こちらもグランドモスクと同じ料金で有料だが、誰も中に入っていない。さっきのこともあるので外観だけで済ませてしまった。
宿に戻って一休みした後、新市街のこじんまりしたレストランで昼食をとる。魚の種類を選んで注文すると、サラダ3種にパンとスープがまず出てくる。パンが食べ放題で、スパイシーなサラダと食べると非常においしく、つい食べ過ぎてこれだけで腹が膨れてしまう。
メインの魚にも、クスクスとフライドポテトにフレッシュサラダが付いて来て、大満足の食事となる。
ここから再びメディナに戻り、スークをプラプラ歩く。オリーブオイルの量り売りは珍しい。
金曜日の午後は休みの店が多く、スークも閑散としている。博物館も閉まっていた。
メディナには入り口のきれいな建物が多く、このメディナモスクもその一つ。
こちらもモスクの入口。
昨日の観光客向けに作った茶店も良いが、やはり地元民が集う店でお茶が飲みたい。というわけで今日は違う店でミントティーを飲んでゆっくり。
さらにのんびりメディナを歩いていたが、急に空が真っ黒になって、風が吹いてきた。
急いで宿へ。建物に入ると同時に雨がドシャ―。間一髪で助かった。洗濯物は少し濡れたが、それは仕方なし。スコールのような雨になり、部屋でのんびり過ごす。
雨はいつまでたっても止まず、夕食は昼間に拾ったオレンジですませた。