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2023-24年地中海»13日目 トリポリ-チュニス-ハマメット
2023年12月23日(Sat)
13日目 トリポリ-チュニス-ハマメット
リビアの最終日、6回目の朝食も変化があり、最後まで食事が楽しめたホテルだった。とはいえ、部屋は今一歩だし、途中からインターネットが壊れてしまったのは痛かった。
初めて時間よりも早く、ガイドも警官も来ており、驚く。昨日の遅刻を反省したのだろう。
ホテルのチェックアウトをし、まずは車で新しく整備された海岸の散歩道に行く。もっと街の中心にあれば人気が出そうな場所だが、市民の散歩道にするには街から遠すぎる。
街に戻る途中で、道路脇にある落書きポイントに立ち寄る。2011年のアラブの春から始まった内戦で殺されるまで40年以上に渡ってリビアを導いてきたカダフィ大佐が揶揄されている落書きだ。前回旅した2000年はカダフィー政権時代は平和で活気もあって素晴らしい国だと感じた。その一方で、その後続く内戦はいまだに終結せず、今回は以前に比べ国の活気が失われているように思われる。それでも独裁者だったカダフィーはこんなに嫌われてるのかと思うとなんだか寂しくなる。
この後昨日も行ったアルジェリア広場のカフェへ。妻は中に入って、伝統的なアラビックコーヒーを淹れさせてもらっていた。
ガイドのWIFIを借りて、カフェで昼までのんびり。その後、昼食のレストランに移動する。
本日のリクエストはハライミ。写真右側にある魚のトマトソース煮だ。そしてもう一品は写真中央のクスクスダジャージ。クスクスには野菜のソースが掛けられている。ダジャージは雌鶏を意味し、別皿(写真下)で出てきた。リビアで最後の食事なのでゆっくりと堪能する。
レジの近くにアラビックティーが置いてあり、食事した人は無料で自由に飲めるシステムだ。一昨日もこの店で食べたのに気がついておらず、もったいないことをした。
金土がリビアの週末。土曜日の今日も午後は大勢の人が遊びに来ている。
繁華街の人出も今までで一番多い。
時計塔の近くで行われる両替の休みは金曜だけ。今日は復活して賑やかだった。
もうやることがないので早目に空港へ。早く着きすぎてすぐにチェックインできなかったが、しばらくするとチェックインが始まった。出国審査場の手前で、ガイド&警官とはお別れ。遅刻ばかりの警官はともかく、ガイドはよくやってくれたと思う。行程管理は旅行代理店の責任で、ガイドにはどうしようもないこと。おまけに監視役の警官が遅刻魔では大変だったはずだ。妻の食事のリクエストにいつも良い店を探してくれたことには感謝してもしきれない。
出国手続きを済ませ、ゲート前の待合室まで来ると、疲れがどっと出た。何もする気にならず、ただボーっと搭乗時間を待っていた。
搭乗は17時45分、ほぼ定刻だ。
1時間強の短いフライトだが、軽い食事も出た。
1時間の時差があり、チュニス到着は出発とほぼ同じ時刻で18時半。入国後、キャッシングしてすぐにレンタカー会社のオフィスへ。19時半に走り出す。チュニスは素通りし、一路南へ。ビーチリゾート地のハマメットまで一気に走った。到着は21時だった。
チュニジアはアフリカとは言え、冬は寒い。冬期のビーチリゾートは完全オフシーズンで、良いホテルもかなりのディスカウントをしている。予約条件にないのにウェルカムドリンクが出てきたのはいつ以来だろう。美味しいビスケットもついており、これだけでもうれしくなる。
部屋も客室が2間あるスウィートで中々素晴らしい。
到着が遅かったので、夕食は機内食で済んだことにして、さっさと就寝する。