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2023-24年地中海»16日目 タタウィン-クサールハダダ-ベニケダチェ温泉-クサールギレン-ドゥーズ-ケビリ
2023年12月26日(Tue)
16日目 タタウィン-クサールハダダ-ベニケダチェ温泉-クサールギレン-ドゥーズ-ケビリ
朝食は、パン、ジャム、チーズ、ヨーグルト、コーヒー、ミルクのみ。観光用の宿でないとこんなものなのだろう。
朝食後、街を散歩する。市場はたくさんの店があるが、関連のない雑多なものが一軒に並んでいるのが、不思議だ。お茶に、煮干しに豆は全部食糧だからまだ良いが、おもちゃや雑貨、リモコンまでが小さな店に並んでいる。こんな店が何軒もあるのだ。
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店から離れた場所に砂漠のバラを並べているのは何故だろう?
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唐辛子のタワー。
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次は公共市場で、こちらは野菜、肉、魚などのコーナーは普通の街と同様に分かれている。
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下の写真はタタウィンバスターミナルの時刻表。人が集まり次第出発するミニバスであるルアージュが人気で、バスは本数が少ない。一番右が隣県の県都であるメデニン行き、その左がタタウィン県第2の都市ゴンラッサン行き。最寄りの国際空港があるジェルバ島行きやチュニジア第2の都市スファックス行は一日一本。行先を消している左から4番目かもしれないが、チュニス行きは見当たらない。
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宿に戻ってチェックアウト、出発は9時過ぎだ。
最初の訪問地はクサールハダダ。ここもスターウォーズのロケ地である。高さはないが規模が非常に大きい。
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博物館になっており、有料だったが、色々展示されているし、トイレなどもきれいで観光地らしく整備されている。
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スターウォーズを示す展示は色あせた写真だけだったが、スターウォーズ関係の土産はかなり充実している。
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ほとんど集落もない砂漠の道を進んでいくと深い谷が現れた。ザアフラン渓谷だ。浸食によって現れた地層にはたくさんの珊瑚などが見つかっており、ここが海面下であったことを示している。
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オリーブの収穫。緑の少ない砂漠だがオリーブ木は青々としている。一昨日見たオリーブ畑では実がまだ小さく、収穫期前のようだったが、ここはもう大きく育っていた。
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地下からポンプでくみ上げる家畜用の水場があり、その周辺ではたくさんの羊を見ることが出来た。
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道路から少し離れたところにあるベニケダチェ温泉。周りに何もない野天の温泉だが、湯の温度がちょうどよく、非常に気持ち良かった。
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クサールギレンは、砂漠アクティビティで大人気の砂漠のリゾート。二駆のレンタカーで砂丘に近づくにはすぐ近くまで舗装してあるここが良いかと思って来たが、予想以上に賑やかで驚く。
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砂丘の端でバーベキューをしているファミリーがおり、見せてもらう。バベキュー台は砂を掘れば簡単に形ができる。日差しで地表は暖かだが、少し掘ればひんやりしている。天然の冷蔵庫として、飲み物は砂に埋めて冷やされていた。
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誘ってもらい、皆さんと食事を楽しむ。
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15時頃に出発し、150キロ先のドゥーズまでひた走る。
ドゥーズはトズールと並ぶチュニジアにおける砂漠観光の拠点だ。涼しい冬が砂漠の旅行シーズンなので、今がピーク。クリスマスから正月にかけては非常に宿が混んでいる。特に今夜は予約サイトにある宿は全部満室で予約が出来ていない。予約サイトにないような安宿なら予約制でないので大丈夫だろうと思ってやってきたが、空いている宿が見つからない。明日が祭りなのでもう空いている宿はないよと教えられ、仕方なくさらに先にあるケビリに向かった。
ドゥーズの方が大きい街だが、ケビリがケビリ県の県都だ。一応ケビリ郊外にあるキャンプ場のバンガローに空きが確認してあったが、街の手前の大きなホテルで聞いてみると空きがあったのでそこに決めた、ドゥーズの宿はどこも満室なのにこの宿はガラガラ。部屋の割に高いし、フロントの感じも悪かったので不人気宿だとは思ったが、これほど客の入りに差があるとは驚きだ。
街に出て夕食をとる。マカローナダジャジ(左)とファスーリャダジャジ(右)を注文。ここでもサラダにスープにパンはセットで付いてきた。メイン2品のダジャジ=チキンは同じ作り置きを使っている。
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20時頃に宿に戻った。明日向かうドゥーズもほぼ宿は埋まっている。どうするか・・・。