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2023-24年地中海の旅

2023年12月27日(Wed)

17日目 ケビリ-ジェリド湖-トズール-フェリアナ

 8時頃に朝食をとる。昨日同様パンにジャム、チーズ、ヨーグルトにコーヒーというコンチネンタルブレックファースト。しょぼい。
 プールもあって、建物模様や壁画など、観光客向けに建てられたと思われるホテルだが、運営はダメダメでがっかりホテルだった。
23/12/27 16:22:52
 チェックアウトに時間がかかり、10時に出発する。この辺りは砂漠気候だが、地下水をくみ上げてナツメヤシを栽培しており、道の両側が緑の気持ち良い道が続く。
23/12/27 18:16:18
 トンバルの街には収穫されたナツメヤシの実が木箱に入れられ、積み上げられている。
23/12/27 18:18:18
 トンバルを過ぎるとヤシの木は少なくなってきて、そのまま乾いた茶色いジェリド湖に突入する。ジェリド湖はサハラ北部最大の塩湖で、その面積は琵琶湖の十倍以上ある。しかし、塩湖といっても完全に干上がっており、舗装道路がその上に通されている。左右見渡す限り茶色に覆われており、塩さえ最初は全く見えなかった。
23/12/27 18:53:40
 放置された船の残骸が、もともとここに水があったと感じさせる。
23/12/27 19:02:08
 重機で表面の土を掘ると下には塩の層があり、水分も出てくる。観光客用に何ヶ所かそんな場所があり、我々も少し塩を採集する。
23/12/27 19:08:24
 道路からかなり歩いてみてもずっと茶色の平地だ。
23/12/27 19:30:36
 塩の採掘は昔の話かなと思ったが、トズール側にさらに進むと塩の集積場が稼働していた。こころよく見学させてくれたので、中まで入って、塩の山に登る。
23/12/27 19:40:54
 ここで塩の塊をサイズごとに振り分けて、トラックで出荷している。
23/12/27 19:48:24
 集積場とトズールの間は道路脇まで塩が堆積しており、やっと塩湖らしき景色を見ることが出来た。
23/12/27 20:05:10
 トズールはジェリド湖の北岸にあるオアシス都市で、昔から交易の拠点として栄えてきた。現在は砂漠観光の拠点である。国際空港があり、多くのヨーロッパ人が直接トズールにやってくる。
 宿が空いていなかったのでトズールを避けたかったが、どうしても食べたいトズール名物があると妻がいうのでトズールを経由した。インターネットでメニューが見れる店を事前にチェックし、食べたいというベルクキシュを出している店にまっすぐ来たが、観光客に人気の店で、満席・・・。しかし、ベルクキシュはあるというので、そのまま席が空くのを待つことにする。
 幸い10数分で空席が出て、テーブルに着く。注文を済ませるとすぐに付け合わせが出てきた。待っている間に腹が空いてしまったので、メインが来る前にほぼ食べてしまう。
23/12/27 21:00:00
 ベルクキシュは、大粒のクスクスを意味している。ベルベル人の食べ物で、彼らの住むマグレブ3国なら食べられるそうだが、見たことはなかった。
23/12/27 21:03:20
 次はメタブガ。ベルベルのピザだといわれている。
23/12/27 21:05:26
 全部美味しかったが、付け合わせのハリーサ(パンに塗るペースト)もベルクキシュのソースもメタブガの具も全部トマトベースで味は似ていた。
 せっかく来たので食事の後は街を歩く。チュニジアに来て観光客がこんなに多いのは初めて。土産物屋が軒を並べ、呼び込みも激しい。
23/12/27 21:41:24
 レンガ造りのミナレットはフェルクスモスク。茶色いレンガの建物がトズールの特徴だ。
23/12/27 21:53:18
 伝統音楽に誘われて進んでいくと、その演奏も観光客をレストランにいざなうものだった。
23/12/27 21:56:36
 14時15分、車に戻り、出発する。市内の道は非常に混んでいたが、このナツメヤシの実のモニュメントの先は、一直線の砂漠のハイウェイ。
23/12/27 22:32:58
 看板だけでなく、道路上にラクダ横断の注意を喚起する絵が描かれている。
23/12/27 22:49:50
 さらに進むと道路脇にラクダ。
23/12/27 23:01:16
 できるだけ進んでおきたいのでガフサは素通り。ガフサからはチュニスやスファックスに行く道から逸れたので、交通量はぐんと減った。
 17時を過ぎたフェリアナで道路沿いにホテルがあり、問題なさげなホテルだったので、今日の泊りはフェリアナに決定。
 夕食はサンドイッチがメインの小さな食堂。食べたのは、サントゥンジ(San Tounsi)。サンは皿、トゥンジはチュニジアを縮めた略称。チュニジアスペシャルというような意味で、色々な盛り合わせ。
23/12/28 02:30:38
 次は、キブダ。キブダ=レバーを注文したが、盛り合わせと大半の具材は共通だった。
23/12/28 02:34:28
 トズールとは一変、ツーリストがまず来ない田舎町での夜歩きをすると、皆さんが構って来る。途中で警察の職務質問も受けた。その時にホテルを教えていた為か、遅くに部屋にまで警官が話を聞きに来た。びっくりしたが、職務質問の時はフランス語でちゃんとは意思疎通が出来ておらず、英語を話す人を連れてきただけ。特に問題はなく雑談で終わる。

*追記
 外務省の渡航情報を見たら、宿泊したフェリアナのあるカスリーヌ県には渡航中止勧告が出ていた。警官がホテルまで来るわけだ。知らなかった・・・。
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