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2023-24年地中海»22日目 パレルモ
2024年01月01日(Mon)
22日目 パレルモ
パレルモはシチリア州の州都で、イタリア第5の都市。紀元前8世紀にフェニキア人が築いた歴史ある都市で、市内各所に様々な時代の遺物が残っている。そんな中、「パレルモのアラブ・ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂」として9軒の建物が世界遺産登録されている。
昨夜の残り物で朝食にし、9時半頃宿を出る。元日の朝とあって、昨夜以上に店が閉まっている。観光もできないのかなと思いながら中心部に進んでいくと、一気ににぎやかになってきた。宿の辺りは住宅街で皆さん休みだが、街の中心部は観光客がいっぱいなのだ。
マッシモ劇場の入口には花で2024と描かれてており、みなさん順番に記念写真。
1897年に完成したマッシモ劇場はイタリア最大の劇場となっている。
マッシモ劇場の東側から南に延びるマクエダ通りには、レストランがテーブルを並べ大勢の人が食事をしている。冬の朝で寒いのだが、欧州人は寒さに強い。
路地に入れば人通りは少なく歩き易い。正面の塔は聖イグナシオアッリヴェラ教会。
クァットロカンティはバロック様式の広場で、ここに面しているサンジョゼッペディテアティーニ教会は世界遺産登録物件となっている。
クワトロカンティの奥にあるプレトリアの噴水は、左のサンタカテリーナダレッサンドリア教会、右のプレトリオ宮、そしてサンジョゼッペディテアティーニ教会に囲まれている。
プレトリアの噴水の南にはいずれも世界遺産登録物件であるサンタマリアデルアミラグリオ教会とサンカタルド教会がある。
サンタカテリーナダレッサンドリア教会
サンタマリアデルアミラグリオ教会の内部はビザンチンのモザイク画が素晴らしい。
観光ポイントに近い場所では元日でも市場が開かれており、総菜がすごく美味しそうだった。
マッツァーラ門は13世紀に建設されたパレルモ城にあった入口。
もう一軒の世界遺産登録物件であるサン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会を見て、さらにもう一つの世界遺産登録物件であるノルマンニ宮殿へ。ノルマンニ宮殿は王宮とパラティーナ礼拝堂という名称での世界遺産登録だ。パラティーナ礼拝堂の内部は壁一面に金箔があり、非常に美しいそうだが、閉まっており、入れなかった。
16世紀に建てられたポルタヌォーバ(ヌォーバ門)は、凱旋門として建てられたもの。
パレルモ大聖堂はパレルモで一番大きい教会で世界遺産登録物件の1つ。
明日の移動に備え、駅とバス乗り場をチェックし、明日に備える。
昼食はシチリア名物のスパゲッティ。
そしてメカジキのインボルティーニ。これもシチリア名物だ。インヴォルトが、「包んだ」あるいは「巻いた」という意味。こちらは非常に美味かった。
妻はアペロールスプリッツ(aperol spritz)というカクテルも注文していた。
午後は少し離れた場所にある世界遺産物件を見に行くつもりだったが、チュニジア出国時から痛くなっていた喉が炎症を起こしたらしく、辛い。今日は無理せず早めに帰ることにする。
夕食は買いだしていたものにプラスして宿の兄ちゃんに差し入れしてもらった肉巻きの串(これもシチリア名物)とポテトフライ。