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2023年酷暑期のインド

7日目 -ジャイプール

　乗った時は暑かったので窓を開けたまま寝ていたが、夜中に寒さで目が覚めた。列車のスピードが上がり、上半身に風がビュービュー当たっており、寒い。慌てて窓を閉めるも、ぼろい窓なので隙間風が顔にあたる。持ってるだけの服を着たが、それでも寒い。そのまま朝まで震えていた。その結果、完全に風邪をひいてしまった。鼻水は止まらず、頭痛ものどの痛みもひどい。
　食欲はなく、朝食はチャイを飲んだだけ。夜中に1時間くらい遅れていた列車は、完全に遅れを取り戻していた。しかし、駅が混んでいるのか、あと2キロの地点で止まってしまい動かなくなる。地図を見るとジャイプール駅よりも予約してある宿にずっと近く、歩いて行ける場所。今は廃駅になっているが、もともとはバイスゴーダム駅だった場所なので、線路から道路に出る通路も見えている。タバコを吸いに線路に降りている人もいるので、一度降りて観察し、行けると判断。戻って荷物を持ち、ここで降りてしまった。

　降りてしまえば宿まで1キロもなく、本当にすぐで助かった。非常にきれいなホームステイで、オーナーも親切でありがたい。今日チェックアウトのツーリストや日本語のできるオーナーの友人が来ており、しばらく話をするが、私は本格的に具合が悪くなってきて、一人部屋に戻って休ませてもらう。

　昼食はオーナーが客にふるまえるように多めに作っていた食事を分けてくれたので、外出せずに済んだ。

　妻も調子が良くないようで、午後は2人して部屋で昼寝。夕方になり、夕食を探しに近くの市場へ。私は歩くのもつらい状態で、何も考えられず、ただ妻に付き添っているだけ。食べたかったというカチョリ(Kachori)を見つけ妻が購入。私は気分的に揚げ物は欲しくなかったので、一口味見しただけだが、悪くはなかった。

　もう一品イマルティ(Imarti)というスイーツ。インドのスイーツは非常に甘そうな見た目なので今までは手を出していなかったが、見た目に反し、甘さ控えめな感じで、美味しく感じる。今の体調にあっていただけかも・・・。

　かなり探してようやく食堂を見つけた。ラジャスタン州に来たので今度はラジャスタンターリーだ。パパド（パリパリの煎餅）、バターチャパティ、チャパティ、パラタ、ジラライス（クミンを入れて炊いたご飯）と主食が豊富なのが良い感じだ。食欲はなかったが、昨日の昼以降まともに食事していなかったこともあり、普通に食べることができ、お代わりまでした。

　帰り道で無駄にライトアップしている道路が幻想的だ。熱も出てきたようで体がふわふわしている。