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2023年インド»29日目 ヴィシャーカパトナム-
2023年06月22日(Thu)
29日目 ヴィシャーカパトナム-
朝8時半、駅前からバスに乗ってラーマクリシュナビーチに向かう。東海岸のゴアとも呼ばれるヴィシャーカパトナムを代表するビーチだ。人気のビーチだけあってインド人観光客の姿は多い。しかし、空は霞んでいるし、水は濁っている。延々と続く砂浜だが、茶色いのできれいには見えない。まあインドのビーチは有名どころでもさしてきれいではないのでこんなものだろう。
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ビーチ近くのレストランで朝食をとる。食べたのはイドリー。
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そしてドーサ。どちらも南インドでは典型的な朝食メニューだ。ドーサの表面はパリッと焼きあがっているが、もっと南の地域で食べたものより分厚く、広げるとエティオピアのインジェラに近い感じがする。
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食事の後は、のんびり散歩しながら戻ることにする。街は海岸段丘の上にあり、まずは急な上り坂が続く。車の通れない急坂が続く辺りでは牛が飼われていた。
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坂を登りきると美しいヒンズー寺院があった。クリシュナ寺院である。
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チャイ屋の屋台に描かれていたお茶の入れ方。ミルクティーだけでなく、レモンティーやハーブティーの絵も描かれている。
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大きな病院の前には屋台がずらり。暑くて喉が渇くのでココヤシを買ったが、ジュースが少なく、胚乳が多い。一昨日のココナツもそうだった。この辺りのココナツの特徴だろうか。
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大きな市場を訪れる。インドの市場は、スパイスや野菜の種類がどこも豊富だ。
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マンゴー売りがずらりと並ぶマンゴーストリートがあった。多くの客は車で買いに来て、大量に買っていく。安いのかと期待したが、ジャグダルプルよりもかなり高い100ルピー/キロ。でも毎日マンゴーを買っていたアンダマンよりは安いので値段は気にせず購入する。
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歩き疲れたところでコーヒーを飲む。小さな店でもコーヒーがあるのも南インド文化圏だ。
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そして散髪をする。そういえば前回のインドでも帰国寸前に散髪をしている。今回は暑かったのでもっと早めにしたかったが、良いタイミングがなかったのだ。
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ランチは宿に戻ってマンゴー。暑くて外に出る気はせず夕方までエアコンの効いた部屋で休む。
遠くまで行くのが面倒になり、早目の夕食は駅のレストランで。メニューにターリーが3種類あり、北インドべジターリー、北インドノンベジターリー、そしてアーンドラボジャナム(Andohra Bhojanam)。アーンドラはもちろん州名で、ボジャナムは州の公用語であるテルグ語のターリーだそう。当然初めてのアーンドラボジャナムを食べてみる。左上のプリホラ(Pulihora)=酸味のある炊き込みご飯は初めてのものだ。
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17時20分発のハイデラバード行き夜行列車に乗り込む。定員制の寝台列車のはずが、定員の倍近く乗っており、横になれない。異常な込み具合で不快な夜行列車の旅となる。