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2023年インドネシア»12日目 ソロン-アイマス-ソロン
2023年09月07日(Thu)
12日目 ソロン-アイマス-ソロン
朝7時過ぎに宿を出て、ミニバスでアイマスに移動する。アイマスはソロン市とは別自治体であるソロン県の県都である。ソロンの中心部にある宿から約15キロ、30分ほどかかった。ここの朝市なら伝統食材が多く、イモムシの串焼きがあると聞いたのだ。
まずは朝食。パプア系のものが食べたかったが、食事を売っているのはマレー系の人ばかりだ。鶏レバーをメインに選び、ナシウドゥ(炊く時にココナツミルクを混ぜたご飯)を食べた。
残念ながらイモムシは売っていなかったが、各種のイモ類などパプアらしい食材がたくさんある。貝が剝き身で売っているのが特徴的だ。
ソレ市場ならイモムシの串焼きがあるよといわれ行ってみたが、屋台市場でまだオープンしていない。ランチ時間の営業開始なら戻ってくることも考えたが、グーグルマップが正しければオープンは15時。夕食用の屋台のようで諦める。
民俗村がアイマスにあり、ソレ市場からは5キロくらいだ。時間はあるので歩いていくことにし、既に歩いた道と被らないよう遠回りの6キロ以上ある道を選んだ。最初の2キロくらいは建物の続く街だったが、徐々に何もなくなってくる。すれ違うトラックの荷台には大勢の若者が乗っていた。
途中からは予想外に人家もほとんどない道になってしまった。この道を選んだのは失敗だったかなと思いながら進んでゆくと小さな集落があった。車道から奥まった場所で、木道が続いている。
集落の手前の方は地面が乾いていて子供たちが遊んでいたが、奥の方は湿地のように地面はぬかるんでいる。建物は高床式で、家と家の間には板が渡され道になっている。
家の前には魚を捕る仕掛け網が置いてある。
炊事中の家にお邪魔し、色々話を聞く。この集落に住んでいるのはココダ族の人々だそう。ちょうどサゴ粉でポペダを作っているところだ。
完成したものはレストランよりも大きな棒を使って丸めて水に浸けている。レストランで出てくるものよりもきれいな形に作り上げている。食事時間はまだまだのようで、ポペダは少し味見をさせてもらっただけ。
家への出入り口も板が渡してあるだけ。登りは良いが、下りは滑りそうで結構怖い。
昼過ぎに民俗村の近くまで来て、一休み。ココナツドリンクを飲む。
民俗村は伝統家屋をいくつか建てただけの小さな場所で、土産物屋とレストランがある。客に民族衣装を着せてペインティングをし、スタッフと一緒に写真を撮るのがウリのよう。
民俗村はビアク族の人たちが運営している。ビアク族といえばパプア州の離島であるビアク諸島の人々だと思っていたので、なぜここに?と思ったが、ソロン沖合の離島ラジアンパットにも大勢住んでいるのだった。メラネシア系の民族で、地元のモイ族やココダ族などパプア系民族とは違う文化を持っている。
先に来ていたツアーグループが帰った後で、ビアク族のスタッフがポーズをとってくれた。
ミニバスに乗ってソロンに戻り、昼食をとる。食べたのはイカンバカール=焼き魚で、魚の種類はトビウオ。
今日も宿に戻ったらスコールが来て、中々止まない。9時過ぎにやっと止んだ。遅い時間なので初日と同じになるが一番近いレストランへ。今日の魚は初日と同じイカンムジャイルしかなく、チキンにしようと思ったが、やっぱり魚が美味そうだったので、イカンムジャイルを食べてしまった。
明日搭乗予定のライオンエアーは出発時刻の12時間前からウェブチェックインができる。明日朝あわてるのも嫌なので、10時間前である22時50分を待ってウェブチェックインしてから眠った。