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2023インドネシア

2023年09月18日(Mon)

23日目 パランカラヤ-

 朝、ホテルに頼み、無料で16時まで部屋を使わせてもらえることになった。夕方から明日夜遅くまでの長距離バス移動が待っているので、これはありがたい。最近毎日午後にスコールが来ているのに、居場所がないと出発前から疲れてしまうところだったのだ。
 有名なダヤク料理でまだ食べていないのは犬肉料理だ。という訳で、ホテルからはかなり遠いが、犬肉料理店が並ぶ地区まで散歩する。人口に見合わない広大な計画都市なので多くの道が閑散としており、散歩がおもしろい街ではないが、仕方なし。
 レストランは普通の民家で、のれんでレストランであることを表示している。RWは犬肉の隠語、B2は豚肉の隠語である。犬肉の隠語はB1とする地域もあるが、この街ではRWに統一されていた。インドネシアを支配するイスラム教徒が忌避する食べ物という理由で、伝統的に食していた他宗教の民族が隠語を使わねばならなくなっているのはどうかと思うが、堂々と表示できるのだから深い意味はないのだろう。日本の山クジラと同じだし。
23/09/18 11:42:20
 これがRW、犬肉の炒め物。各種スパイスが入っているためか、全く臭みはない。中国・延吉で初めて犬肉を食べた時は固くて、そのイメージが強かったが、ここのは柔らかく、美味しい肉だ。
23/09/18 11:59:42
 こちらはジュフタヤ(Juhu Taya)、ジュフはダヤク風のスープで、タヤは具として入っている苦みのある葉っぱの名前。豚肉も入っている。
23/09/18 12:06:12
 ご飯はこのレストランも昨夜同様食べ放題だ。おかずの量が多く、味も濃かったので、ご飯をたくさん食べてお腹一杯だ。
 レストランは外観だけでなく、中も民家そのままで、リビングルームが食事場所、奥は生活空間になっていた。他の店も同様で、なぜこの辺りだけ犬肉レストランが集まっているのだろうと不思議に思うストリートだ。
 住宅地の一角にポツンと伝統家屋が残っていたりする。
23/09/18 13:07:04
 中部カリマンタン州立のバランカ博物館を訪れた。広大な敷地内にたくさんの建物があるが、博物館として公開しているのはごく一部。インドネシアの博物館は外国人料金があり、インドネシア人料金の何倍もする。料金意味合わない保存状態の博物館が多いので最近はあまり入っていないが、カリマンタンに来るのは初めてで、ダヤク文化について知りたくて入った。ダヤクの生活や文化が分かる展示が多く、期待通りの良い博物館だ。
23/09/18 13:38:24
 博物館の向かいに、国営バス会社ダムリのオフィスがある。切符は昨日ネット予約してあるが、乗り場と降り場の確認に訪れる。ネット予約ではどちらも選択の余地がなく、チケット上の乗車はこのバスオフィス、下車はポンティアナクのバスターミナルとなっている。しかし、乗車はここでなく、一昨日に降りた郊外のバスターミナルでもよく、そこなら1時間遅い出発となるという。下車も先にバスターミナルに着くが、その後街の中心のオフィスまで行くらしい。オフィスからなら予約してあるホテルに歩いて行けるので、これはありがたい。
 タクシーで宿に戻る。敷地に入ると同時にスコールが来て、走って部屋へ。レイトチェックアウトにしていなかったら、このスコールの中チェックアウトすることになっていたと思うとぞっとする。この後、16時までは部屋でのんびり過ごす。雨が続いたならロビーで休んで18時半のバスに合わせてターミナルに行っていたはずだが、幸い止んだので、タクシーでバスオフィスへ。荷物を預けて、近くを散歩。少し早いが、バクソの夕食。ここの市場で散々バクソ作りを見ていたので、この街で食べておきたかったのだ。名物らしく種類も多く、美味しかった。
23/09/18 19:04:36
 ほとんどの人がターミナルから乗るのか出発時のバスはガラガラだ。前後の幅も広く乗り心地は良さそうなバス。バスは定刻17時半に出発した。
23/09/18 19:24:24
 郊外のバスターミナルで客は乗ってきたが、席は三分の一も埋まらない。出発は定刻の18時半。またどこかで客待ちをするのかと思ったが、そんなこともなくバスは快調に走りだした。夕食ストップする場所がないのか、軽食が配られる。
23/09/18 22:44:02
 かなり遅い時間に夕食ストップはあったが、乗車前に食事をし、さらにパンもあったので食べず。乗客が少ないので2席づつ使えて快適な夜行バスの旅となる。
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